25日の月命日に、無事に届きました。
今回もファンデルワンさんには大変お世話になりました。
49日を無事に迎えられたことと、この仔からの母の日のプレゼントだと思って三浅さんにご相談しひざ掛けをお願いしました。
運転する時にひざにかけたら、とても気持ちが落ちついて、あの仔が見守ってくれてるような気持ちになりました。コットンニットのあたたかさですね。愛猫との18年間は、家の中の同じ空間での想い出しかなかったのですが、これからは、いっしょにいろいろな所にいけます。名前入りのリボンは、祭壇にお供えしました。
丁寧なご対応、本当にありがとうございました。まだまだ、この仔との楽しかった想い出だけに包まれるまでに、気持ちは昇華されていませんが、クッションとひざ掛けにサポートされながら、ゆっくりと時間薬がきくまで過ごしていきますね。今回もありがとうございました。
お客様から、どうしてもペットとの別れを受け入れることが出来ないと言われます。
思い出の写真でグッズを作っても寂しさは募るばかりで、自分でもどうしたら良いのか分からない。そういうお客様には祭壇を作ることをお勧めする時があります。
我が家ではムックが亡くなり、今年で10年になります。
当時はまだ一般的ではなかったペットの祭壇ですが、私達は今年初めてムックの祭壇を作りました。
こちらは当店で作った写真入りオリジナルグッズ。(メモリアルグッズの詳細はこちら)
するとどうでしょう。まるでムックがそこに居るような気がしてきました。
天国に逝った愛犬が我が家に帰ってきてくれたような気持ちにもなりましたし、何より私達家族にとって、心の休まる場所になりました。
近年はかわいらしい仏具やお供えがたくさんあります。皆さんも祭壇を飾ってみませんか?
難しく考えず、思い出のおもちゃや写真を飾るだけでも良いと思います。
仏壇、祭壇を飾る意味
亡くなった子が寂しくないように
ペット達は一人で天国へ旅立ちます。でも、きっとひとりじゃないはず。今まで与えてもらった愛情に包まれ、たくさんのお花に見守られ、幸せな気持ちで旅立つのだと思います。その為に私達はお花を飾り、おもちゃや大好きだったおやつをお供えします。
ペット達が寂しくならないように私達がして上げられること、それが形になったのがペットの祭壇かもしれません。
詳しく読む:天国のペットが寂しがらないようにしてあげる
別れを受け入れるために
祭壇を儲けることは、別れを受け入れるためにとても重要な役割を持っているのだそうです。ペットの死を受け入れられない人も多いでしょう。そういう時にお葬式をしたり祭壇を飾ったりする事が別れを受け入れるための儀式になっていると聞いたことがあります。
私はこう考えるようにしています。亡くなったペットは天国で幸せな暮らしを送っている。病気で亡くなった子は痛みや苦しみから開放され、夏や冬が苦手だった子は暑さや寒さを感じる事も無く、たくさんの友達に囲まれて楽しく暮らしている。美味しいおやつを食べ、好きな時間に昼寝して、野原を思いっきりかけまわる。そんな素敵な場所へ行くことが出来たのです。
あえない寂しさはあったとしても、ペット達が幸せな世界に羽ばたいて行けるのなら優しい気持ちで見送ってあげたいと思います。
自分の悲しみを和らげるために
私は自宅に愛犬の祭壇を作り、初めて気付いたことがあります。
まずひとつ目が、自分が本当は今まで寂しかったこと。
二つ目に、自分の心のよりどころが出来た気がしたこと。
3つ目に、我が家にムックが帰ってくる場所が出来たこと。
そしてこれらの事は自分の悲しみを和らげる効果があると気付いたのです。
ペットのお仏壇を作ってよかった事
本当は今まで寂しかった
愛犬が亡くなってもう10年経ちますので日々寂しさを感じる事もありませんし、家族で笑って話題に出ても悲しみはありません。ですが、祭壇を作ったことで亡くなった当時の事を思い出したり生きていた頃の事をリアルに思い出すことが出来ました。
そしてもっと早く作っておけば良かったと思ったのです。
本当は寂しかったんだけど、それを抑えて今日まで生きてきたんだと感じました。少し自分に素直になり、肩の力が抜けた気がして、寂しい時は寂しいと言えばしいし、会いたい時は会いたいと言えば良いんだと感じました。素直になる為の大事な儀式みたいなものなのかなと感じます。
心のよりどころが出来た
本当は今まで寂しかった。それを表現出来る場が無かった。でも祭壇の前ではムックに会えるし自分が泣ける場所になりました。
実際に涙を流して泣くことはもうありませんが、心がなんとなく涙を流しているようで、寂しいときにここに来て話しかけるとなんとなくお墓参りをしたときの気持ちと同じ感覚に包まれます。
お客様の中にはメモリアルルームを作っている人もいるようですが、その気持ちがとても良く分かります。
我が家にムックが帰ってくる場所が出来た
祭壇を飾ったことで、天国のムックの存在を身近に感じられるようになりました。もしも天国から帰って来たくなったらこれを目印に来てくれそうな気がしますし、この一角が天国と繋がっているような気がするのです。自分の家の中に愛犬が戻ってくる場所があると感じるだけでまたいつか会えるような気持ちになれるものだなと感じました。
お供え
お供えの品には色々な種類があります。特に近年は様々な商品が販売されるようになりましたね。
人のお仏壇と違ってペットの場合はあまり寂しくならないようにかわいい物を好まれるようです。
ペットオリジナルグッズをお供えとして使われるケースもありますので皆さんがどのような物をお供えしているかご紹介しましょう。
家族のペット
祭壇を設けてお供えをしているお客様がとても多いです。月命日にはお花を替えてオリジナルグッズをたくさん飾る人もいれば本棚の一角にお写真とお気に入りのおもちゃを飾る程度の人もいます。
家族全員がペット好きの場合はリビングに飾られることが多いようですね。お供えも充実していてお花やオリジナルグッズが所狭しと並んでいます。
あるお客様は当店のラッピングリボンを骨壷に巻き、かわいく飾っている方もいらっしゃいました。
花のお供えについて
ペットを飼っている人は分かると思いますが、ペットが誤って花を食べないように生花を飾らない家もあります。私も同じです。花はペットに撮って毒になるケースが多いですので、まだペットがいる家には生花を持っていくのは控えたほうが良いでしょう。
価格の相場
お供えの品としてはあまり高額な物は避けたほうが良いでしょう。しかし当店の商品はオーダーメイドになりますので決して安くはありません。それでもお供えやお悔やみの品として飼い主様へ贈られるケースがあります。その理由は普段から誕生日プレゼントを贈り合う仲だからです。又は家族の場合はお値段関係なく、良いものをたくさんそろえ、祭壇を明るい雰囲気にされる方も多いです。
特にもうペットを飼う予定が無い場合はオリジナルグッズをたくさん作る人が多いようですね。
友人に持っていくお供え
お友達がペットをなくされ、祭壇を飾っている場合はお花を持っていくと喜ばれると思います。
しかし先ほどお話ししたように、ペットが他にもいる場合は生花は控えて増加にするいか、又は他の物が良いでしょう。
私は写真立てが良いと思います。思い出の写真を飾ることも出来ますし、たくさんあって困る物でもありません。それほど高額でもないので相手に気を使わせることも無いでしょう。
大事なのは悲しみを分かっている気持ちを伝えることだと思います。
お客様のご様子
皆さんはペットが亡くなったとき、祭壇をご用意されていますか?
ご先祖様同様に祭壇をご用意されたり、お仏壇にペットの写真を飾る方もいらっしゃいますし、最近ではペット用の祭壇を別途ご用意される方も多いようです。
特にリビングの一角に祭壇をつくり、いつでも見られるようにしてあったり、またはお部屋一つを丸ごとペットのメモリアルルーム(思い出の部屋)に仕立てていらっしゃる方もおられます。
当店でもメモリアルグッズに対応させていただくようになり、祭壇に飾るものとしてメモリアルボードやタペストリーを作成される方も増えて着ました。
こちらはメモリアルボードです。
祭壇に飾るときは小さいほう(約45x38センチ)がよいと思います。
広いリビングに飾る場合は大きい方が存在感があります。
大きな方をご注文される方の中には、メモリアルルームを作っている方が多いようです。
ご自宅の部屋一つを亡くなったペットの思い出の部屋にして、写真やおもちゃ、お洋服などを飾り、特に寂しくなった時にその部屋にこもってすごされるそうです。
我が家のムックは思い出の部屋や祭壇などは作りませんでしたが、部屋のあちらこちらには写真が飾ってあり、パソコンの壁紙は何年経ってもムックのままです。
メモリアルグッズを作成される方はやはりこだわって作られる方が多いですので、私たちもできる限り対応させて頂いております。
例えば、どのお写真を使うかお悩みであれば長年の経験からアドバイス差し上げたり、どうしても数枚使いたいお写真があればすべてを使って一つの作品にしたりしています。
また、複数の作品を作られる方も多いですので、それぞれの作品の特徴をお話し、クッションにはクッションの良さ、ひざ掛けにはひざ掛けの良さをご説明し、時には編地のサンプルをお送りする等してご対応させて頂いております。
お届け後、お客様から祭壇のお写真を送って頂くこともあります。
お花やお写真、お手紙などを飾ってある中に当店のメモリアルボードが飾ってあたり、祭壇の横にタペストリーがかけてあったりすると、私たちも少し涙腺が緩んでしまいますが、お客様からお礼のお言葉を頂くとこの仕事を続けていくのが私たちの役目だと感じます。
祭壇は納骨後に片付けされる方もいらっしゃると思いますが、ペットの場合、多くの方(当店のお客様)はその後も飾ったままにされているようですね。
特にこうしなければならないと言うような決まりがあるわけではないと思いますので、仕舞ってしまうのが寂しいようであれば飾ったままでも良いようです。
聞いた話によると、お線香は立てないほうがよいと聞きました。
ペットが煙のにおいが苦手だからだそうです。
いまや、ペットグッズは多岐に渡って販売されていますので、ペット用のお線香ももしかしたら市販されているかもしれませんね^^これは私も分かりませんが・・・
皆さんのお心が少しでも安らぐならばと思い、今日もメモリアルグッズの作成に取り組んで参ります。
お店の様子
さて、ここからはペットをなくされて1年が経つ、あるお客様のお話です。
当店へ寄せられるお便りやお礼のメールを拝見し、皆さんのご様子を思い描いて物語にして見ました。
ファンデルワンのメモリアル物語、ご覧下さい。。。☆
マロンは私にとって全てでした。
高齢で老衰もありましたが、ある日突然体調を崩し、そこからあっという間に天国へいってしまいました。
マロンがいることが当たり前だと思っていた毎日ですが、体調を崩してからいなくなるまでの間が短く、私にはなかなか信じることが出来ませんでした。
まだすぐ傍にいるような気がしてなりません。
それから数ヶ月が経ち私も元気になりかけた頃、もうマロンはいないんだと自分に言い聞かせるためにマロンの思い出のグッズを集めるようになりました。
これは私にとって、元気になるためのよい行いだったと思います。
最初はマグカップを作り、ミルクを入れて祭壇に供えました。
転写プリントで、高価なものではありませんでしたがお気に入りの写真を印刷してもらい、気に入っています。
それから、マロンのポストカード、立体的なキャンドル、名前入りの写真立てなどをオーダーメイドで作りました。
それら一つひとつを眺めていると、マロンがいなくても笑顔になり、なんだか楽しくなってくるようでした。
私が笑顔でいたほうが、きっとあの子も喜んでくれるだろうと思います。
来月、マロンの命日を迎えます。
私は以前から欲しいと思っていたオリジナルのタペストリーを注文することにしました。
高額な為、少し迷っていたのですが、一年と言う節目でもありますし、以前から欲しいと思っていたものですし、思い切っての注文です。
印刷や描いたものではなく、編み物で出来ていると言う不思議なタペストリーです。
これはリビングに飾ろうかな。
それとも寝室に飾ろうかな。
マロンはもういませんが、友達とペットの話をするのも苦ではなく、笑顔で話せるようになりました。
あの頃は、これからどうやって生きていこうかと思っていたけれど、今はマロンがいつも心の傍にいてくれるようで、日に日に元気になっています。
ペットのオリジナルタペストリー。編み物で出来ています。