こんにちは、ファンデルワンの三浅です。
編物をしつつ、ペットのメモリアルグッズを作っています。
製作依頼を受ける時にはペットロスの相談にも乗りますので、色々なお話を聞く機会があります。
今日は、看取り中に撮ったお写真についてお話してみましょう。
看取り中に写真を撮った場合の気持ち
ペットの看取り中に写真を撮るべきか、否か、悩んでいる方がいるようです。
私も時折相談されますが、それは飼い主さんの意思に任せるしかありません。
私の場合、元気な時は写真をたくさん撮っていました。
これは多くの飼い主さんが同じだと思います。
でも、病気が見つかってからは徐々に枚数が減っていき、
病気が進行してきた頃にはほとんど撮らずにいました。
でもある日、突然写真を撮りたくなって、
抱いているところを自撮りしたり、
猫だけを撮ったりしていました。
その翌日、猫は亡くなりました。
翌日に旅立つなんて思いもしないし、
お別れだからという意識は全くなく、
猫との楽しい時間でした。
それが最後の写真になったわけです。
写真を見返した時の気持ち
亡くなる前日に撮った写真は、確かに見返す日もあります。
でも、見るたびに辛くなります。
でも、また見返す日があります。
それに、当時はかわいいとばかり思っていましたが、
改めて写真を見返すと
やつれていますし、
毛並みも良くないし、
毛艶もないし、
やっぱり辛そうな顔をしています。
見ていて、ハッピーな気持ちにはなれないです。
アルバムも作りましたが、
最後の日の写真は入れていません。
部屋に飾るのは元気だったころの写真ばかりです。
写真を撮っていない場合の気持ち
その猫が亡くなる10年ほど前の事、
私達家族は愛犬を病気で見送りました。
その子に関しては、元気だったころの写真ばかりが残っています。
亡くなる前の数ヵ月はほとんど写真は残っていません。
その事に後悔があるかと言えば、まったくありません。
かえって、写真がない事が気持ちの救いになっているような気がします。
病気の痛々しい写真や、亡くなって眠っている写真を見ることがないので、辛かった日々を思い出す機会も少なくて済んでいるような気がします。
ですから残った写真を見ていると楽しい記憶ばかりが思い出されます。
私はその方が良いような気がします。
亡くなった姿の写真
お客様の中には、亡くなった姿(棺の中の写真など)を送って下さる方もいます。
私は慣れているので良いですが、
あまり他人には見せない方が良いでしょう。
SNSにアップされるのを見ることもありますが、
それも注意が必要だと思います。
ご自身の思い出として、大切にしまっておいてあげて下さい。
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マロ(我が家の猫)が亡くなった時、その姿を写真に撮ろうとは思いませんでした。
今まで頑張って、力尽きて、やっと楽になって眠っている子を、そっとしておいてあげようと思いました。
ペットの看取り中に写真を撮った方が良い?撮らない方が良い?
看取り中に写真を撮るかどうかは、やはり飼い主さんの気持ち次第で良いと思います。
撮っておきたいと思う人もいるでしょう。
撮りたいと思わない人もいるでしょう。
その気持ちに素直になれば良いと思います。
私の場合は、辛そうな顔をしている時は撮らずに、
亡くなった後も撮らずに、
闘病中でもかわいいと思った日に撮ったり、
ちょっと元気がある日に撮ったり
するのが良いかな、と思います。
写真は必ず見返す機会があります。
その時、この写真を見たらどんな気持ちになるかな?と想像して撮ってみるのはいかがでしょうか。
写真に残っていなくても、
皆さんの記憶には残っていると思います。
かわいい姿は永遠に記憶に残るでしょう☆