ペットの介護疲れ。鬱になる前に自分の心を大切に。

相談

ファンデルワンの三浅です。

糸を編み、ペットの思い出を形にした作品作りをしています。

お客様からペットロスの相談を受けつつ作成していますと、看取り中ですというご相談も頂きます。

病気のペットの看病をしている人もいますし、

老いたペットの介護をしている人もいます。

 

その中には深刻な状況の人もいて、

24時間の介護、手当をしても痛がるペット、部屋を汚されるストレス、

様々な状況で頑張っているお客様がいます。

 

そのお話をお聞きし、私は心配になる時があります。

それは、ご自身の介護疲れです。

本日は介護疲れ、特に介護鬱にならないように気を付けてほしいというお話をさせて頂きます。

【ブログ筆者の自己紹介】
お客様のペットロス相談に乗りながら
糸を編んで
メモリアルグッズを作っています

作成シーン

ニットの温もりがうちの子抱いてるみたい(レビューより)

クッション

相談

介護疲れ、介護鬱になる人達

ペットの寿命や病気で介護・看病をしている人からお話を伺っていると、

時々このような相談を頂きます。

つい、愛犬にあたってしまって…

 

それを聞くと、かなりお疲れではないかと心配します。

私も猫に小言を言ってしまうことはあります。

トイレじゃないところで用を足したり、絨毯に毛玉を吐いたり、

日常的にやられてしまうのでブツブツ言いながら掃除をしています。

 

しかしお客様の状況はその比ではないようです。

誰かに助けを求めたい、そんな深刻さが伝わってきます。

 

こうして誰か(私)に話せる人はまだ良いかもしれませんが、

一人で抱えている人がたくさんいるのではないでしょうか。

 

ストレスをためる前に、ウツ状態になる前に、ご自身の心のケアを心掛けて下さい。

心のケアって、何ができる?

心のケアって言われても分かりにくいですよね。

具体的に紹介します。

誰かにヘルプをお願いする

例えば24時間目が離せない状態なら、家族かペットシッターか、獣医さんなど、誰かに助けを求めて下さい。

家族が一番安心出来るかもしれません。

短時間でも良いですのでお願いして、ちょっとお買い物に行ってくるとか、友達に会ってくるとか、美容院に行ってくるとか、それだけで気持ちは変わります。

 

ペットシッターさんはプロですので安心してお願いできますね。

動物病院に一晩入院をお願いしても良いと思います。

自分が介護疲れでダウンしそうです、と相談してみても良いかもしれません。

私も何度か動物病院の預かりをお願いしたことがあります。

 

誰かに任せることに罪悪感を感じる必要はありません。

あなたが精神的にダウンする方がよっぽど困ります。

ダウンする前に、自分の心を大事にして下さい。

相談する

介護は自分でしたい、と言う人もいます。

でもずっとペットと1対1でいるより、他人の意見を聞いたり、自分の話を聞いてもらったりする時間も持ってください。

 

動物病院で先生に相談するとか、

経験者の知人や友人に話を聞いてもらうとか、

そういう場があるとまた次から頑張れるようになります。

 

私もしょっちゅう病院へ行き話を聞いてもらっていました。

その度に猫への愛情を再確認して帰って来ていたという感じです。

介護は幸せな時間だと気付く

お客様からこのように言われます。

ペットの介護は大変なこともあったが、亡くなった今となってはもっとしてあげれたのではないか。
亡くなった今、あんなに大変だった介護の辛さは全て忘れる。
出来るならあの時間に戻りたい。

今の介護は辛いけれど、過去に戻れた状態だと思えば、それは神様がくれた時間かもしれません。

亡くなった後では何をしてあげることも出来ませんし、

今の時間は一緒にいられる残された最後の時間です。

 

この時間を大切に出来るかどうかで、

亡くなった後の気持ちが変わってくると思います。

 

少なくとも辛さや後悔は必ず残ると思いますが

愛してあげる時間を持つことが出来ればその苦しみは少なくなると思います。

マインドフルネス

マインドフルネスってご存じでしょうか?

初めて聞く人にはちょっと抵抗があるかもしれませんが、私は精神的に疲れた時などに取り入れるように心がけています。

私も友人から紹介されたのですが、分かりやすく言うと

気持ちを落ち着かせる

とか、

集中力を高める

みたいな感じに似ているかもしれません。

詳しく書いていますので「マインドフルネスにいて」をご覧ください。

不安や焦りが少し軽減されるかもしれません。

なぜメモリアルグッズを作るの?

ここからはお客様のご紹介です。

介護中で悩んでいる人達は、ペットのオーダーグッズをどのような目的で注文されるのでしょうか。

うちの子が生きた証

看取り中のうちから注文される方は、ペットが生きていた証を残したいという気持ちがあるようです。

自分も忘れたくないし、家族や知人にも忘れてほしくない、

生きた証を残しておきたい。

そんな言葉をよく頂きます。

亡くなった後の気持ちの支え

他には、自分の気持ちが崩れそうで、亡くなった後に抱きしめるものが欲しいというご要望もあります。

クッションや抱き枕でしたら思いっきり抱きしめることも出来ますし、

ブランケットでしたら温もりを感じることが出来ると思います。

亡くなった後に何かにすがりたい気持ちが芽生えた時、どうしても製作期間の数日間は何にも頼れない日が続きます。

それを事前に準備しておきたいのかもしれません。

ペットの抱き枕

介護の疲れを忘れたい

ファンデルワンの商品を以前から知っていて、欲しいと思っていた。

そう言って頂くこともあります。

介護を頑張っている自分へのご褒美が何か欲しかった。

それなら以前から気になっていたファンデルワンのうちの子ニットを注文してみよう。

それが楽しみにつながり、また介護を頑張れる。

そういって頂けると大切な仕事をしているのを実感します。

自分や家族へのプレゼント

ご家族へのプレゼントにと言うご依頼もあります。

介護中にたまたま当店の事を知り、誕生日やクリスマス、母の日などにプレゼントを探していたことを思い出し、注文に至るというケースです。

皆さまのご注文に至るお話を伺うと、それぞれの人生に触れるようで、この仕事の大切さを身に染みて感じます。

ペット介護、看取りの相談

最後に介護の相談についてご案内です。

私は作品作りの傍ら、お客様からの様々な相談に乗っています。

でも、私はカウンセラーでもありませんし、何の資格も持っていません。

もちろん専門的なアドバイスも出来ません。

ただお話を聞き、作品を作ってお届けしているに過ぎません。

こんな私ですがご注文の際にはお話を頂けるとちゃんと読ませて頂きます。

製作時間は削られますが、その時間は大切にしていて、作品作りの励みにもなっています。

私で良ければお話を聞かせて下さい。

少しでもお気持ちの支えになれれば幸いです。

相談

作者紹介

三浅俊幸

ニット作家:三浅俊幸

始めたきっかけは我が家の愛犬、愛猫でした。うちの子の写真で編んでいると「作って欲しい」という声があり、それが口コミで広がり今のお仕事に繋がっています。皆様とペットのお話しをしながら作品作りをしています。

【ファンデルワンのご紹介】
糸を編んで作る
うちの子のニットアイテム

作成シーン

クッション

ペットの看取り
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