ペットに会いたがる、介護施設に入所中の親への誕生日プレゼント

相談

【ブログ筆者の自己紹介】
お客様のペットロス相談に乗りながら
糸を編んで
メモリアルグッズを作っています

作成シーン

ニットの温もりがうちの子抱いてるみたい(レビューより)

クッション

相談

私の祖母をご紹介

介護施設に入り痴呆症の進む祖母ですが、猫の話をすると少しほっとしてくれます。

その祖母が猫のみぃちゃんに会いたいと言います。

 

でもね、おばあちゃん。みぃちゃんは何年も前に天国にいったんだよ。

 

そう言いたいところですが、そこは黙っておばあちゃんの話に合わせます。

 

「そうだね、みぃちゃん今日は帰ってくるかね。
お友達のところに遊びに行ったかねぇ。。。」

するとおばあちゃんは少しほっとして、

「では待っていようか」

と言ってじっとします。

 

当店のお客様たちもそんな会話をしているのかな?

 

今回は介護施設のおじいちゃん、おばあちゃんへのプレゼントに使われるケースをご紹介します。

猫の作品

こちらは私の祖母が飼っていたみぃちゃんのひざ掛けです。

もう亡くなった猫ですが、ひざ掛けを部屋に飾ってあると今でもそこにいるような気持ちになります。

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お客様のご紹介

介護施設に入り、ペットと離れ離れになるお年寄りも多いそうです。

ペットと一緒にいることで精神的に安定したり、散歩することで足腰が元気になることもあるでしょう。

しかし、様々な事情で施設を利用しなければならないご家庭もあります。

そんなおじいちゃんやおばあちゃんへのプレゼントに、ペットオリジナルグッズをご利用頂いたケースをご紹介します。

猫に会いたがる、お母さんへのプレゼント

先日のお客様は、介護施設に入っているお母さまへのプレゼントとしてご注文頂きました。

田舎のお母さんが高齢になり体の自由が利かなくなったので、一人暮らしも危険ですから介護施設に入所されたのだそうです。

おばあちゃんはノラ猫に毎日エサをやって世話をしていたのだそうすが、このたび入所するにあたり猫ちゃんにお別れの挨拶をしたそうです。すると不思議なことにその翌日からその猫は姿を見せなくなったとか。

猫たちは言葉はわからなくても、何か察するものがあるのでしょうか。

 

痴呆はなく、意識もしっかりとしていてお孫さんたちのお誕生日も覚えていてちゃんとお祝いしてくれる。だからおばあちゃんの為に毎年プレゼントを贈るのだそうです。

愛犬に会いたがる妻へのプレゼント

ある日、ご高齢の男性からお電話頂きました。

メールは何とか使えるけれど、注文の仕方が分からないというお問合せでした。

お写真だけメールで送って頂き、あとはお電話での対応とさせて頂きました。

お話をしていると、施設に入所した奥様へのプレゼントだそうです。

愛犬と離れてしまう生活は辛かったそうですが、寝たきりということもあり旦那様も介護の負担が大きく、入所を決意されたそうです。

しかし愛犬へ会いたい気持ちは大きく、この度奥様の誕生日にクッションをご注文頂きました。

ペットが居ることが癒しにもなりますし、老化防止にもつながると思います。

その愛犬と離れてしまうことはとても辛いでしょう。

その辛さを、当店のクッションで少しでも和らげることが出来れば幸いです。

ペットオリジナルクッション

ペットに会いたがるお年寄り

ペットに会えない寂しさで、機嫌が悪くなったり情緒不安定になったりするお年よりのお話しを聞きました。入所すると環境が変りますので自宅にいた方が安定しているお年寄りが多いと思いますが、ペットと離れて暮らす事になると更にストレスになると思います。

施設に入居しているおじいちゃんおばあちゃんの中には自宅にペットを残してきている人もいらっしゃいます。自分の体に自由が利かないので仕方なく施設に入所しつつも、自宅のペット達が気になるでしょうし、会いたいと思われる事でしょう。

ペットオリジナルプレゼント

こちらがその商品。ペットのお写真を元にして作ったオリジナルのひざ掛けです♪

猫柄グッズ

こちらは猫ちゃん。編み込み模様で描いた作品。

詳細はこちら

ペットが持つ力

動物が好きなお年寄りにとってペットの存在はとても重要だと思います。子供同然の存在でしょうからペットは生きがいにもなりますし、ペットも自分のことを必要としてくれているでしょう。それを感じながら生きるということは生きる喜びに繋がります。

そのペットと離れて暮らすことになれば、たとえ家族が面倒を見てくれているといってもご自身は寂しいことでしょう。

アニマルセラピードッグ

老人ホームやリハビリセンターでペット達が癒しの効果をもたらすというお話しを聞いたことありますか?

アニマルセラピーと言うらしいですが、認知度も上がってきていますね。

私が将来老人ホームに入所したら、是非アニマルセラピーのある施設が良いです。

単純に私が犬猫好きというのもありますが、一緒に入居している周りの人も動物が好きな人であれば安心してお付き合いが出来ます。犬や猫の話をすると見知らぬ人とでも楽しく会話が出来るのです。きっと同じ入居者の人たちもペットを飼っているかまたは過去に飼った事がある人が多いでしょう。やはりご自宅のペット達に会いたくて寂しくなるのかな・・・。

ペットを飼っている人は社交的な人が多い気がするのは私だけかな?又は、ペットの話しになると話しにくい相手でもなぜか自然と笑顔で話せる。動物が持つ不思議な力の為かもしれません。

先日のお客様は、そのアニマルセラピードッグのお写真でご注文頂きました。

わんちゃんの提供者さんからご協力を頂き、そのお写真を元にしておばあちゃんへひざ掛けをプレゼントされまして、すぐに○○ちゃんだと分かってくれたそうです。

この膝掛けにはわんちゃんの提供者さんもびっくりで、施設内でも大変話題のプレゼントになったとか・・・

ペットがいるから病院に行かないお年寄り

一人暮らしのお年寄りでペットを飼っている方の中には、もし入院したり施設に入ったりしたらペットの面倒を見ることができなくなるので病院や施設には行かないという人がいらっしゃるようです。

ペットと離れて暮らしたくない気持ちは分かりますがとても心配ですね。しかしその後のペットの面倒はどう見るのか考えなければならない切実な問題です。

一人暮らしでいさせるのも心配ですし、現代社会がかかる大きな問題のひとつですね。

家族愛

利用者さんのご家族は、施設利用料金や介護にかかる負担などであまり高額なプレゼントはされないかもしれません。その為でしょうか、お孫さんからのご注文が多いようです。

離れて暮らすようになったおじいちゃんおばあちゃん思いの優しいお孫さんですね。または孫一同で何人かで一緒に贈るのでしょうか。

きっと愛にあふれた良い家族なんだろうなぁと感じます。

当店は鳥取の田舎にありますから、私の友達では家族4世代で暮らしている人もいます。

お子さんが2人、友達夫婦とご両親、そしておばあちゃん(子供さんのひおばあちゃん)。

私は一人暮らしなので、そういう家族に憧れます。

 

年を取ると頑固になったり意地を張ったり、家族の声も聞かなくなったりしますが、そこにペットが仲介するだけで急に何かが溶け合うのはなぜでしょう。

我が家も愛犬ムックがやってきてから急に家族が柔らかくなりました。

犬たちの持つ不思議な力、癒し効果。

その気持ちをおじいちゃんおばあちゃんの誕生日や、母の日父の日にお届けすることが私たちの務めかなと感じています。

いくらペットに会いたいからと言ってもセラピードッグや我が家の愛犬とは24時間一緒にいることは出来ません。しかしペットオリジナルのクッションや膝掛けなら肌身離さず持っておくことが出来ます。

おじいちゃん、おばあちゃんの癒しのお手伝いが出来れば幸いです☆

 

相談

作者紹介

三浅俊幸

ニット作家:三浅俊幸

始めたきっかけは我が家の愛犬、愛猫でした。うちの子の写真で編んでいると「作って欲しい」という声があり、それが口コミで広がり今のお仕事に繋がっています。皆様とペットのお話しをしながら作品作りをしています。

【ファンデルワンのご紹介】
糸を編んで作る
うちの子のニットアイテム

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ペットに会いたい
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