彼女は看護士。プレゼント探し奮闘記

ペットのお写真で作るオリジナルクッション♪

プレゼントにいかが?

オリジナルプレゼント

編みこみ模様で描いたクッションです。

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大学2年の時に彼女と付き合い始めた。

看護学生だった彼女は年下だったけど、僕が4年生になる年、彼女は卒業して看護師になった。

僕は学生、彼女は社会人という関係だ。

卒研や就活で忙しくなった僕はバイトをやめた。

もちろん収入はなくなる。

親からの仕送りをもらい始めた。

彼女は月々いくらというお給料が入る。

一人暮らしをはじめたので家賃や駐車場代、生活費などはかかるが、それでも僕より経済力がある。

卒業するまでの一年間、といいたい所だが、就職活動中にある事に気がついた。

僕はまだ、勉強がしたい。

親からは大学院へ行く事を薦められていたが、彼女が社会に出ることが分かっていたので焦っていたのかもしれない。

いつしかデートの時は彼女が払うことが多くなっていた。

彼女とのデート

「こないださ、職場の先輩に連れて行ってもらったお店、とっても雰囲気良くってさ・・・」

彼女が言っていたお店はおしゃれなレストラン。

僕ら大学生が入れるようなお店ではない。

天真爛漫な性格で全く悪気がないのは分かってるけれど、そういう話題はあまり好きではないな・・・。

「ふ~ん、良かったね。」

「なに?その反応?一緒に行きたいと思ったのに。」

「俺に入れるわけないだろ。」

「大丈夫、私が払うから。」

「なお更、嫌だよ。」

「どうして?前はそんなじゃなかったのに。」

なんだか最近こんな感じで険悪なムードになってしまう。

明日だけはいい雰囲気のまま過ごしたい。

誕生日当日は彼女の夜勤なので会えないから、明日がプレゼントを渡すチャンスなのだ。

誕生日プレゼント

「おぉ、待った?  ・・・あれ?」

彼女の様子がいつもと違う。

昔よく着ていた服だ。

そういえば、最近はもっと落ち着きのある服を、つまり少し高そうな服を着ている。

「その服・・・」

「えへ、覚えてる?

「当然じゃん、俺が買ってあげた・・・確か付き合い始めた年の誕生日に・・・」

「ふふ^^正解。」

「正解ってなんやねん。」

なんだか、話し方も以前のように子供っぽい。

化粧もしてないし、靴もスニーカーだ。

「何か、いいね。」

「ん~。何が^^?」

「いや、なんでもない。」

こないだ、レストランに入れないって言ったからかな。

気を使ってくれた?

でも、すごく嬉しい。

あの頃の僕が好きだった彼女が戻ってきた。

僕らはデートをし、久しぶりに僕の下宿先でご飯を食べることにした。

「やっぱりここは落ち着くね。」

「久しぶりじゃない?仕事忙しそうだしね。」

「うん、でもなんとか慣れてきたよ。たっちゃんも支えてくれてるしね。」

「なんか、こういう時間、久しぶり。」

僕はしんみりとして、つい言葉が出た。

すると彼女も。

「うん、ほんと。」

そして、こう続けた。

「わたし、勘違いしてた。

たっちゃんの為に私がお金使うのがいいことだと思ってた。

でも、逆だったんだね。

お金なんて、今はいらないよね。

そりゃ、将来はたくさん欲しいけどさ。

今はもっとだいじなものが他にあって、なんていうか、、」

彼女は泣き出してしまった。

僕らはこれからの事を話した。

大学院へ進みたい事。

しばらく収入はない事。

そして、将来の事。

彼女の涙もおさまりかけたそのとき、部屋の電気が全部消えた。

「きゃ、なに?停電?」

古い下宿屋だ。

2,3人が電子レンジとか掃除機なんかを使うとブレーカーが落ちることがある。

「あ、ごめん、ブレーカーがすぐに落ちるんだ。

きっと誰かが電子レンジとか使ったんだろう。」

出来はすぐに付いた。

彼女は泣きながら笑い始めた。

恐かったよぉ・・

僕は直感的に今だと思い、彼女にプレゼントを渡した。

「これ、来週誕生日だからさ。

当日夜勤でしょ。だから、今日。」

彼女は驚いた様子でまた目に涙を浮かべる。

ラッピングから透けて見える中のクッション。

もう顔は涙でぐちゃぐちゃだ。

これ・・・。

エル。

そう、去年まで飼っていた彼女の愛犬。

その写真で作ったクッションだ。

プレゼントを渡した後

プレゼントを無事に渡し、彼女の涙もだんだんおさまり、僕らはご飯を食べた。

久しぶりにふたりで作った。

「ねぇ、ひとつ聞いていい?」

「ん?なに?」

「あのクッション、高かったんじゃ?」

「あほ、そんなこと聞くなや。」

「なんで、教えて教えて。」

「こら、包丁持ってんだぞ!」

今日はとても楽しかった。

これからは以前のように同じ目線で付き合っていけそうだ。

ペットの写真で作ったオリジナルクッション

本日の物語はいかがでしたか。

当店では彼女さんやお友達へのプレゼントとしてクッションを作成される方が多いですが、特になくなったペットたちのお写真で作成した場合は泣いて喜ばれることが多いようです。

お客さまから送られて来るお礼のメールを拝見していてこちらまでもらい泣きしてしまいそうになるほどです。

ペットを亡くして間もない頃はまだ心の整理ができていないかもしれませんが、少し時間が経ち、落ち着いてくると楽しかった記憶がかけがえのない思い出となり、これから先ずっと心に残っていきます。

そんな思い出を形にしたプレゼントとしてもご利用頂いています。

ファンデルワンのオリジナルクッション。

心をこめて作成しています。

愛犬オリジナルグッズ

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作者紹介

三浅俊幸

ニット作家:三浅俊幸

我が家のの思い出に愛犬愛猫の写真で作品を作っていると「作って欲しい」という声があり、それが口コミで広がり、今のお仕事に繋がっています。皆様とペットのお話しをしながら作品作りをしています。

ペットオリジナルクッション

作成シーン

ペットロスの相談に乗りながら糸を編んで作ってます。