転勤前、片想いの相手へのプレゼント

本日は片想いの女性へのプレゼントのお話です。

いつの間にか誰かを好きになり、恋が始まり、想いを伝えるまでの、このドキドキ感。

すてきな恋をゲットできるでしょうか☆

猫が好きな人へのプレゼント

ペットの写真で作るオリジナルプレゼント ファンデルワン

商品の詳細はこちら

「先輩、良いでしょ~。来月出雲大社行くんですよ~♪」

「お、神在月ですね!俺も何度か行ったことあるよ。」

「え、そうなんですか!?」

「あぁ、実家が松江だから近いんだよ。遷宮があったから人多いだろうな。」

「でもその分ご利益ありそうじゃないですか^^?」

「何、縁結び?」

「そ!念願の出雲大社で縁結び祈願☆」

「気合入ってんなぁ~。」

1年後輩のMさんは旅行が好き、ウィンタースポーツが好き。

共通の趣味が多く、話しをしていても自分が自分らしくいられるし、仕事の合い間に冗談を言い合う仲だった。

特に異性としての意識はしていなかったつもりだったが。。。ある出来事を切っ掛けに。。。

「これ知ってる?」

私が同僚に貸していた動物カメラマンの写真集を返してもらったので、そのままMさんのテーブルに置いてみた。

「えー!見たかったんです!」

「なに!?急にそのハイテンションは!?」

「買おうかどうしようかとっても悩んでて・・・!ありがとうございます、お借りしていいんですか?」

「この人知ってたんだ。結構ツーだね!」

「詳しくはないんですが、テレビでやってて、猫ばっかり撮ってるカメラマンでしょ!?」

「ま、動物全般だけどね。。。」

彼女が今まで見せた事のない柔らかな笑顔。

こんな顔、するんだ。って思った。

猫が好きらしい。

今は飼う事は出来ないけれど、以前は実家で飼っていたそうだ。

そして、私も。

「これ、ありがとうございました。猫の写真、とっても癒されました~」

「猫、飼ってたんだね」

「はい、何年も前に亡くなったんですけどね。写真もあるんですよ!」

「おぉ~、かわいいね~。黒猫か。」

「はい、当時は結構珍しくって。」

「今は時々見かけるよね!」

「そうですね、多分魔女の宅急便の影響だと思います^^」

彼女の優しい笑顔が見たくて、私も猫の話題を出してしまう。

うちの猫、ユキのはなし、彼女の猫、クロの話し、そんな話しを繰り返すたび、だんだん彼女に惹かれていった。

この気持ちを伝えるべきか。

今の関係のままいた方が良いのか。

悩んでいる自分に、突然転勤の辞令がでた。

隣町の支店へ半年間の出向。繁忙期による人員補充だそうだ。

隣町の支店とは言え、もしかしたらしばらく会えなくなるかもしれない。

告白までは出来なくても、せめて来月の誕生日には何かプレゼントを贈りたい。

そんな時、おふくろからメールが入った。

珍しいと思い開けてみると、ユキのオリジナルクッションを作ってもらったらしい。

「もしもし、すごいね、これどうしたの!?」

「お父さんがプレゼントしてくれたの。ユキのクッションだよ!」

「これ、どこで作れるの!?」

「分からないけど、インターネットだって。お父さんに聞いてみてね」

お店の名前はファンデルワン。

彼女のクロの写真で何か作ろう。

この恋が叶うかどうかは分からないが、しばらく会えなくなるくらいなら・・・。

「残らせて、ごめんね。」

「転勤・・・、だそうですね?」

「あぁ、知ってたんだ。一応半年って事だけど、どうなるかな・・・」

「・・・」

「どうした?」

「・・・いえ、なんでもなぃ…」

「ん?、何って?」

「寂しくなりますね…」

「ん、まぁ、そうだな、折角、最近めっちゃ仲良くなったのにな。」

「いつからですか?」

「あぁ、もう来週なんだ。そうだ、来週誕生日だよね?」

「寂しくなりますね…」

「まだ言ってる。出雲大社の神様にお願いしたんだろ!?」

「神様はお願いするんじゃなくて、決意するものなんですよ。」

「へ~、そうなんだ。じゃ、頑張らなきゃだね!
あ、そうそう、残ってもらったのはね・・・。
実は・・・、これ、 その、誕生日、おめでとう。」

「え・・・」

「あれ、迷惑だったかな?」

「・・・」

「あ、ごめん、困らせた・・・かな・・・」

「いいえ、ありがとうございます。とても、嬉しいです。」

「あ、それじゃぁ、俺もう少し残って仕事あるから。。。」

「あの!」

「ん?」

「先輩の誕生日、教えて下さい。」

「え?」

「これのお礼に」

「え?」

「だって、すごく、嬉しくって。」

「困って・・・、ない?」

「はい。」

「テンション・・・、低い・・・けど・・?」

「どうしたらいいか分からなくて。体震えちゃって・・・」

「誕生日は、来月、だけど」

「一緒にお祝いしませんか?」

「いいの?」

「出雲の神様の力借りて、頑張って言ってみました。」

「え?」

「隣町だからすぐ会えますよね?いつでも会えますよね?」

「そこから先は僕に言わせて。
僕で良かったら、よろしく、お願いします。」

「はい。よろしくお願いします^^」

「それ、あけてみて。喜んでくれると嬉しいな。」

「あ、はい。・・・え、・・・これって・・・、クロ?」

「うん、その顔はビックリしてるね^^」

「もしかして、ファンデルワン?」

「知ってるの?」

「ずっと欲しかったんです^^」

「わ、上手取られたね!」

「今度出雲大社、一緒に行きませんか?」

「あぁ、いいけど、こないだ行ったばかりでしょ?」

「お礼参りです♪」

作者紹介

三浅俊幸

ニット作家:三浅俊幸

我が家のの思い出に愛犬愛猫の写真で作品を作っていると「作って欲しい」という声があり、それが口コミで広がり、今のお仕事に繋がっています。皆様とペットのお話しをしながら作品作りをしています。

ペットオリジナルクッション

作成シーン

ペットロスの相談に乗りながら糸を編んで作ってます。