保護犬保護猫の去勢・避妊手術

今回は犬猫の去勢・避妊についてのお話しです。

私が保護猫の里親になる時、オス猫は去勢するように、そして雌猫は避妊手術をするように言われました。

これは無知な私にとって衝撃でしたが、説明を聞いて納得しました。

犬猫の去勢・避妊を初めて聞いた衝撃

初めて保護動物の去勢や避妊についての話を聞いた時、私は自分の耳を疑いました。

「去勢や避妊をしないようにしましょう」

と言われたのではないかと、私の聞き間違いではないかと思いました。

去勢や避妊は動物の子孫繁栄にかかわる物ですので、人間が捜査しても良いのだろうかと思ったのです。

動物保護施設と言えば命を大切にしている場所。

それなのに、去勢・避妊とはどういう事?

説明を聞いて、その理由が分かりました。

人間が安易に犬や猫を飼い、管理が出来ずに子犬子猫が生まれ、数がどんどん増えていく。

特に猫は増えやすいそうです。

そうして捨てられたり処分されたりする命が生まれるのだそうです。

この手術はノラ猫に対しても施され、手術済みの子はその目印として耳の先をカットして区別しているそうです。

私は猫の里親になる時に説明を受け、既に去勢しているので子猫を生ませることは出来ないと言われました。

子猫を繁殖する気は無かったので了解しましたが、カルチャーショックを感じました。

手術費用の負担

ウチの猫がいた施設は、保健所から受け入れた犬猫の健康チェックをし、治療し、去勢や避妊をしてから譲渡されるというシステムでした。

ですから、受け入れの時には既に去勢も避妊もされています。

健康状態も問題なく、病気持ちの子はそれを了承したうえでの譲渡になります。

ですから受入後に病院での治療などは特に必要なく、年に1度の予防接種だけで済みました。

しかし、保護施設の中には去勢をしていない施設があるようで、その場合は譲渡後に飼い主が費用を負担して実施しなければならないようです。(それが譲渡の条件のひとつ)。

あまり大きな額ではないようですが、受入後にびっくりしない為にも予め確認しておきましょう!

去勢後に性格が変わる?

去勢後に性格が変わることがあるそうです。

我が家はオス猫2匹なので、オスの話をします。

1匹目のソラ、去勢後も発情?

1匹目の猫

1匹目のソラは4歳の時に施設に保護され、去勢手術を受けたそうです。

その為、4歳になる前までは子を産ませることも出来ました。

ノラ猫だったので、その経験もあると思われます。

今(2021年現在)は11歳。

春になったら窓の外にノラ猫や近所の家猫が来て、我が家の様子を伺いに来ます。

それを見て、猫の発情期特有の巻き舌の鳴き声で

「わ~~ぉぉぉ~~~」

と鳴いています。

2匹目のマロ、発情無し。

2匹目のマロは生まれてすぐに保健所に来たところを施設に保護されました。

コロナ禍ペットロス

この子はその後去勢されたため、発情期を知らない(?)みたいです。

ですので、春になってメス猫たちが我が家の庭に来ても、この子は無視しています。

発情期特有の鳴き声も聞いたことありません。

施設ではどんな猫とも仲良かったようで、庭に野良猫が来た時は興味はありそうでしたが、威嚇はしませんでした。

このように猫によって去勢後の症状は違うようです。

よく、おとなしくなるとかマーキングしなくなるなどと聞きますが、猫によっては変わらない子もいるかもしれませんので、そんな時でも対応できるよう知識を持っておいた方がよさそうです。

去勢・避妊はしなきゃダメ?した方が良い?

去勢や避妊手術はしなきゃいけないのでしょうか?

それとも、した方が飼い主とペット両方のため?

それは獣医さんと相談した方が良いと思います。

家族同然でこの子の子供が欲しいと思った時、もし手術をしていたらもちろん子供を作ることは出来ません。

その子の遺伝子はその代で途絶えます。

去勢すると食欲が増して太りやすくなると聞いたことがあります。

健康上どちらが良いのか、獣医さんに相談してみましょう。

保護犬・猫を受け入れるときにはおそらく去勢と避妊を求められると思います。

それを条件の一つとして受け入れることになるので、必ず対応しましょう。

無駄に殺処分される命を増やさないために必要な処置だそうです。

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