次のペットを飼う事を諦めた人や飼えなくなった人たちはどうやって心を満たしているの?

相談

ペットがいる暮らしは、私たちの生活を豊かにしてくれます。

心に余裕が生まれたり、家族に会話が生まれたり、帰宅後の疲れもペット達が癒してくれるでしょう。

しかし、ペットロスを何度も経験したり、家庭の事情などで次のペットの飼うのを諦めた人たちが沢山いて、私のところに相談に来られます。

 

この記事では、そういう人たちが諦めた理由や、どうやって心を満たしているかについてお話ししたいと思います。

 

この記事で皆様もペットを飼えない辛さを癒す方法を見つけて頂けると嬉しいです。

 

ペットを飼う事を諦めた理由

私達はペットの写真でニット製品を作っています。

ご注文を頂く際に、お客様は様々な事情を話して下さいます。

ペットを亡くされた方が多く、思い出話や、亡くなった時の状況、また、もうペットは飼えなくなったという事情を話して下さる方もいます。

 

その理由の中で一番多いのは、別れが辛すぎたという意見です。

もうこんなつらい思いはしたくない。

あの子の身代わりは他にはいない。

このような思いが強く、これからは思い出を胸に仕舞って生きていきたいという意見が多いように思います。

ペットを飼えなくなった事情

お客様の中には、次の子を飼いたいという気持ちが芽生えても、家庭の事情等で飼う事が出来ないという人もいます。

自分の高齢化

高齢な方に多い意見ですが、ご自身が高齢となり、一人暮らしで、家族や親戚も遠方に住んでいるという時、ペットを飼うのを諦める人がいます。

自分にもしものことがあった時、ペットの世話をしてくれる人がいないという心配で踏み切れないのだそうです。

 

私の義母も一人暮らしでペットを飼っています。

幸い私たち夫婦が近くに住んでいますので私たちが面倒を見る事は出来るのですが、やはり高齢なため、ペットの世話や通院などは私たちのサポートが必要です。

家族の事情

ここからは我のお話しをしましょう。

我は猫を飼っています。

しかし、妻に猫アレルギーが発覚しました。

猫がいた家に嫁いできた妻ですが、最初はあまり気にしていませんでした。

しかし頻繁にくしゃみをしていたので調べてみたら、猫アレルギーであることが分かったのです。

少しの間、猫の近くにいる程度なら問題ないのですが、長時間一緒にいたり触ったりするとかゆみやくしゃみが出るようです。

猫の年齢は11歳。もう平均寿命に来ています。

先日亡くなった猫は7歳でした。

7歳の猫を亡くした経験がありますので、いつ何があるか分からないという覚悟は出来ていますし、今飼っている猫が亡くなったとは今後ペットを飼うのも難しいと思っています。

ペットがいない暮らしを紛らわせてくれる物

当店のお客様は、もうペットを飼えないという人もいます。

代々、犬を飼ってきた人は、

ワンコはこの子で卒業です。別れが辛くて。

と言われていました。

別の方は

あの子の代わりはいないです。私にはあの子しかいない。

という言葉もよく聞きます。

そうして、思い出に何か欲しかったという事で、編み物のぬくもりあるクッションを抱きしめたいと言ってご注文下さいます。

抱きしめるクッション

クッションの詳細はこちら

ペットの居ない暮らしを楽しむ方法

その他、ペットがいなくても生活を楽しむ方法を考えてみました。

思い出の場所に行く

私達は愛犬を亡くした後、愛犬とよく遊びに行った場所へ行きます。

河原に行き、水遊びをしていました。

河原

ここはとても気持ちのよい河原で流れも弱く、風が気持ちよく、愛犬ムックを泳がせるのに最適な場所でした。

ムックが亡くなって10年以上経ちますが、今でもここに来て当時を思出しながら散歩したり小石を拾ったりして遊んでいます。

旅行をする

ムックが亡くなってしばらくしてから、私たちは個々で旅行に行くようになりました。

兄は海外旅行に、私は車で車中泊をしながら友達に会いに行ったりしていました。

大好きな沖縄にも何度か行きました。

これはペットを飼っていたころでは考えられない事でした。

ペットをホテルにあずけてまで、自分たちが旅行に行こうという考えにはなりませんでした。

でもムックがいなくなってから少しずつ旅行に行くようになり、

「ムックがいなくなって、新しい生活が始まり、これもまた楽しみでもある」

と感じるようになったのです。

お客様のお悩みに耳を傾ける事が出来るようになりました。

今、私はペットロスの方の相談に乗っています。

ご注文下さったかたが色々なお話をして下さるのですが、愛犬ムックと別れ、その後愛猫のマロと別れ、これらの経験が無ければお客様のお気持ちに寄り添う事もできなかったかもしれません。

彼らが今でも私の支えであり、彼らがいてくれたおかげでこのお仕事があり、ペットロスで悩んでいる人たちに元気になってもらう事が出来ています。

思い出の部屋を作る

ご自身の部屋に思い出の物をたくさん置いている人もいるようです。

そこに当店で作ったクッションを飾っているとよく言われます。

また、メモリアルルームと言って、一部屋全てを亡くなったペットのための部屋として残している人もいるようです。

写真やグッズはもちろん、捨てきれない思い出の物を取ってあるそうです。

その部屋では思いっきり泣けるそうで、例えば仕事で辛い事があった時や、精神的に疲れた時などにもそこでゆっくり時間を過ごすのだそうです。

我が家には写真と、自分で作ったクッションたちが並んでいます。

ペットを飼いたくても飼えない寂しさを癒す方法

ペットを飼いたくても飼えない寂しさを癒す方法を探している人は、ペットロスからは立ち直っていると思います。

しかし様々な事情で飼えない事で、寂しい気持ちを抱えている人もいます。

猫カフェに行ったり、他人のペットと触れさせてもらったりしている人もいますが、それでも一時的な体験ですよね。

動物保護施設でのボランティアなどはとても良いと思いますが、誰でもできる事ではありません。時間や距離の制約があります。

地域の活動や新しい趣味を初めて、新しい楽しみを見つけることが出来れば一番良いのですが。

 

私はペット達との楽しかった暮らしを思い出すことが良いと思います。

写真を飾ったり、思い出の物を身に着けたりすると良いでしょう。

これは私の経験ですが、その時間はペットがそばにいてくれる時と、似たような精神状態になり、安心し、癒されます。

 

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