彼女の愛犬や猫のオーダーグッズを誕生日にプレゼントする遠距離恋愛カップルのお話

本日は遠距離恋愛中のカップルのお話です。特に男性からの注文が多いですが、まずはお客様のメールをご紹介します。

オリジナルプレゼント

ペットのお写真で作る誕生日プレゼント ファンデルワン

お客様からのお礼のメール

Aさまより

『プレゼント喜んでもらえました。いつもお互いのペットの話で盛り上がるので、今回は彼女の愛犬の写真でオーダーしました。毎年誕生日当日に会えなくて寂しいですが、今年のプレゼントは最高に喜んで、普段はメールばかりの彼女が電話してきてくれて、ついつい長電話してしまいました

Bさまより

『僕達はお互いに贈り物にはあまり興味は無く、会えることの方が大事です。だけど今回の贈り物は今までの物とは違い特別な贈り物でした。と言うのは、実はモデルの猫は去年亡くなった彼女の猫なんです。』

実は私も遠距離恋愛の経験があり、このようなメールを頂くと当時を思い出しながら作成しています。そして一つひとつを大切に作らなければいけないという思いに駆られます。

遠距離恋愛で喜ばれるプレゼント

一番のプレゼントは会える事

遠距離中のカップルたちが一番欲しい物は会える時間かもしれません。特に女性は寂しいと感じる事が多いようで、私も電話口で何度か泣かせてしまった過去があります。しかし形に残る物を贈ってあげればそれを身近に置いておいたり大事にしたりすることで相手を近くに感じられるのも事実。貰った物が心の支えになる事もありますよね。

思い出に残るプレゼントの選び方

この一年、ふたりの思い出や記念は何かありませんでしたか?

旅行で行った場所、相手に起きた大きな出来事(進学や就職など)、それらにちなんだ物をプレゼントに検討してみてはいかがでしょう。

写真を数枚入れられる写真立てに旅行先で撮った写真を入れ、何箇所か空けておいて、将来撮った写真を入れていこうとひと言添えてみるとか、就職が決まった彼女にお祝いのバッグや万年筆など仕事で使える物を贈るとか・・・。思い出や出来事は遠距離カップルにとって大事な事。その気持ちを救ってあげませんか?

そして、この一年でペットを亡くされた方、又はペットを飼い始めた彼女さんへのプレゼントとして、ペットのオーダーメイドグッズが選ばれるようです。

抱きしめるクッション

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遠距離恋愛中のお客様

ご注文を頂いた時点でご利用用途を教えてくださる方は少ないのですが、デザインの打ち合わせなどをさせて頂いているうちに彼女にプレゼントするのだと教えてもらえるときがあります。その様子を一部ご紹介させて頂きます。

これからお話しする内容はお客様のメールを参考にして作った、オーダーメイドグッズのご利用方法のご紹介です。皆さんがどのような場面でペットグッズをプレゼントに使っているか物語形式で紹介しますので参考にしてみて下さい。

プレゼント物語

僕らの遠距離恋愛

「誕生日、何が欲しい?」

「物は入らない。一緒にいて!」

特急電車と新幹線を乗り継いで5時間の遠距離恋愛。

クリスマス、誕生日、二人の記念日、毎回同じ会話をしている。

月に一度の交通費もバカにならないし、いつしか僕達二人に「物」は何の価値も無くなっていた。

今二人が一番欲しいものは会える時間。

出会い、そして遠距離恋愛

同じ職場で知り合った彼女だが、僕は転勤が多い部署だ。彼女は本社の事務。

付き合ってすぐ、僕は転勤になった。

僕は今、とある田舎街の支店で技術指導をしている。

幸い故郷の近くで馴染みはあるが、ここに2,3年いたらまた別の街に転勤になるだろう。

誰かと付き合えば遠距離になる事は分かっていたので彼女は作らないようにしていたけれど、これが成り行きというのかな、好きな人が出来てそして相手も僕を好きでいてくれる。そうして僕らは付き合うようになった。

月に一度は本社に戻る。それはもちろん会社から交通費を出してもらえる。

しかし会えるのは平日の昼間。仕事中だ。5分ほど話をしたらまた仕事に戻る。

休日にゆっくり会える時間とは別物だ。

むしろ5分だけ話す方が寂しさが増すような気がしている。

もしも彼女が席を外している日があれば、あえてこのまま会わずに帰ろうとしてしまう。

誕生日の過ごし方

特に寂しさを感じるのは誕生日やクリスマスだ。

当日に会える事は少なく、その前の週末にお祝いをする。

僕はプレゼント選びが苦手だけど、彼女には喜んで欲しい。そしていつからが僕は彼女の欲しい物のリクエストを聞くようになった。

以前はサプライズプレゼントを用意していたが、いつも誕生日当日を待ちきれずにソワソワし、結局バレてしまうのだ。

だから一緒にお店に行き、彼女の好きな服やアクセサリーなどプレゼントを選んでもらうのが僕達の誕生日の過ごし方になっていた。

 彼女の誕生日当日

「誕生日、何が欲しい?」

「物は入らない。一緒にいて!」

「でも、今年は平日だから一緒にはいられないし、
それに誕生日にプレゼント無しではカッコ付かないでしょ」

「だけど、毎月の交通費、片道いくらするんだっけ?」

「まぁ・・・。でも今月は大阪まで来てくれたから僕も出費は少なかったよ。。。」

「間を取って大阪で会うって良いアイデアだったでしょ!?」

「あ~、大阪楽しかったな~。今度は名古屋あたりで会おっか。」

「いいね~。私たちって旅行気分で会えるから楽しいね♪」

プレゼントの話題はいつしか取りとめもない長電話へかわり、いつもの時間が始まる。

愛犬ミニチュアピンシャーのピノ

「ピノは元気?」

「うん、あまりお客さんになつかない子なのにT君にはなついたからね、お母さん関心してたよ!」

「ウチの実家にも犬いるしな。たまに帰って遊んでるよ」

「ロビー?元気?なんだっけ、キャバリア・・・チャールス・・・?」

「キャバリアキングチャールズスパニエル。ってか、全部言う必要ないでしょ^^」

「あーそれそれ、なかなか覚えらんないよ。」

「ピノも珍しい犬だよね!ミニチュアピンシャー?」

「そう、ミニピン。最近ちょっと増えて来たよ。」

「ところで家に泊めてもらうの、ご迷惑じゃない?」

「全然、大丈夫!毎回ホテル取るのもったいないってお母さん言ってるよ。
なんたって、ピノが喜んでるくらいだから」

誕生日前の週末

彼女の誕生日の前の週末。名古屋で会う約束をした。

初めての名古屋。とりあえず味噌カツ定食を二人で食べる。

今年のプレゼントはこの街で彼女をエスコートすること。

美味しいものを食べ、楽しい時間をすごし、ささやかだが一緒に選んだTシャツをプレゼントした。

僕の最終の特急電車の乗り継ぎに間に合うギリギリの新幹線は、18時過ぎに名古屋を出る。

まだ明るい景色を眺めながらの夕食。

僕達はワインで乾杯した。

僕は新幹線に乗る。

彼女がホームで見送ってくれる。

二人にとって一番辛い時間だ。

誕生日当日

誕生日当日、彼女といつもの長電話。

お祝いの言葉の後は取り留めの無い会話が続く。

家の呼び出しベルがこの長電話をさえぎったらしい。

「あ、ごめん、お客さん来たみたい。今日は電話ありがとね。」

「うん、じゃぁね。」

電話を切った数分後、彼女からまた電話。

「T君、ちょっと!ビックリしちゃった。すごいねコレ!」

しめしめ。やっぱりお客さんは宅配便だったらしい。

僕が用意したサプライズプレゼントが届いたようだ。

ピノの写真で作ったオリジナルクッション。

サプライズプレゼント

「このあいだ、全然こんな話ししてなかったじゃない!」

「いやー、いつもバレバレになっちゃうから、黙ってるの大変だったよ^^;;」

「へ~、そんな事もできるようになったんだ~~」

「うるせーな、からかうなよ、年下のくせに!」

「あれ~、怒ってる~♪♪」

定額通話だからもう電話代は気にならないけど、彼女と話していると何時間経っても話題が尽きることがない。

プレゼント用クッションのご紹介

この物語りはフィクションですが、登場するペットのオリジナルクッションは当店で作成する本物です。

今回は彼女さんのご自宅に遊びに行った時にわんちゃんの写真を撮って来たという設定でしたが、相手の方に写真を貰うのはちょっと難しいことです。

そんな時は、当店のお客様は相手の方がブログやfacebookにアップされている写真を使わせてもらったり、写真を見せてもらえないかと直接お願いされたりしているようです。

何かに使われるんだろうなとは思われるかもしれませんがクッションをプレゼントされた時は「まさかあの写真がこのクッションになるとは・・・!」と驚かれるそうです☆

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私の遠距離恋愛

当店のお客様のお話に入る前に、まずは私の経験談を・・・。

私自身も学生の頃には遠距離恋愛をしていました。鳥取と京都で、当時は片道4時間。交通費も学生の身分ではなかなか払えず、月に一度会うのがやっとです。

誕生日やクリスマスにはプレゼントを贈りあったり長電話をしたりしていましたが、当日に会えることは少なく、彼女にも寂しい思いをさせていたと思います。

当時はネットやメールも無く、電話とFAXとポケベルばかり。手紙はたくさん書きました。意味のないことを書いて、その手紙が届くのは数日後なのに「ご飯は食べたかな?」なんて書いたりして(笑)

現代の遠距離恋愛事情

ネットが普及し、電話の通話料も定額、アプリを使えば無料でテレビ電話が使える時代です。私が学生だった20年前とは世界は大きく変わりましたね。電話代が数万円という事も無いでしょう。

お客様からご注文頂いた時、彼女へのプレゼントだと教えて下さる方もいらっしゃいます。そのお贈り先がご注文者の住所と何百キロも離れた街だったりすると遠距離恋愛中なのかなと想像しながら作成しています。

愛犬グッズ