ペットロスで辛い時の過ごし方/ペットとの関係性を想像してみよう

私はペットロスを経験し、

うつ病も経験し、

そして今こうして

お客様のペットロス相談に乗り、

ペットの思い出グッズを作成しています。

作業風景

見本のモデルは我が家のマロ(お宙組)。

ペットを亡くされたお客様の相談に乗っていると、当時(猫が亡くなった時)の自分を思い出します。

色々な事を考えていましたが、今日は

「少し元気になって来たけど、でもまだ辛い」

という時期の話をします。

少し元気になって来る

泣いてばかりだった日々から

少し元気になって来る。

これはとても大事な事。

ペットが亡くなって間もないころは何をしても元気は出ませんでした。

元気を出そうとすると余計に辛くなるのが分かっていましたので、家でじっとしていました。

でも人の心は不思議なもので、何日か経つと少しずつ元気になってくるのです。

日の光を気持ちよく感じたり、食べるものが美味しく感じたりしてきます。

でも、犬猫との別れは同じくらいに辛く感じていました。

この先ペットとの理想の関係性を想像した

そのころ私は、この先犬猫たちとどういう関係になりたいか考えた時期がありました。

いつまでも泣いていられないのは分かっていましたし、おそらく5年後、10年後はもう泣いてはいないでしょう。

でも、ムック(ニューファンドランド犬)や、マロ(キジトラ猫)達のことは忘れたくない。

今の気持ちをずっと大事にしていたい。

思い出も、別れの悲しみも…。

そこでこう考えました。

5年後、10年後、ムックやマロは

自分のパートナーとして心に存在している。

時に支えてくれて、時に癒してくれる。

辛い時は見守ってくれて、友達でいてくれる。

彼らとそういう関係になりたいと望みました。

そして今、まさにそういう関係を築けていると感じています。

この仕事(メモリアルグッズ作成)も、彼らに支えられています。

ミシン作業

お客様へのアドバイス

私はペットロスの相談には乗りますが、アドバイスはあまりしないようにしています。

カウンセラーや精神科医なら助言も出来るのでしょうが、私はニットの作家。

何の資格もありませんのでただお話しを聞くだけです。

でも、自分の体験談をお話しする事は出来ます。

いまは辛い人、

でも将来は元気になりたい人、

ペットロスを克服しようと頑張っている人、

皆さんが私の体験談を聞いて下さるなら、こういうアドバイスが出来ます。

将来、ペットとどういう関係でいたいか理想の状態を想像してみてください。

私のように良きパートナーでいたいか、

良き思い出として心に残しておきたいか、

普段は心の奥深くに仕舞っておき、大事な日にだけ写真を見たりして思い出に浸りたいか。

理想の状態が想像出来たら、もうその瞬間から理想の絆が生まれていくと思います。

頑張らない。

無理はしない。

でも頑張れるときは頑張って。

焦らない、

急がない。

でも気持ちを前向きに。

未来で理想の絆で結ばれたペット達が待ってると思います。

三浅俊幸

ニット作家:三浅俊幸