こんにちは、ファンデルワンの三浅です。
今日もペットロスの克服についての記事になるのですが、
今回は編み物セラピーについてお話ししてみたいと思います。
ペットロスの苦しみを完全に克服するのは難しいですので、気持ちを落ち着かせる方法と言った方が正しいかもしれませんね。
ペットロスはいつまでも続きますから、ゆっくり長くお付き合いしていきましょう。
ペットロスと編み物セラピー
私は作品作りの際は機械で編物をしていますが、子供の頃は手編みで遊んでいました。
カギ針や棒針で手編みをしていたものです。
編み物の作品を作っている関係もあり、趣味で手編みをしているお客様からのご注文を頂く事も多いです。
皆さんがこのように言われます。
・今は編み物をして過ごしています。
・亡きペットの服を良く編んでいました。
・骨壺カバーを手編みしています。
その言葉を聞くだけでもペット達への愛情が伝わってきますよね。
ペットロスは無心になると楽になれる
編み物をすると無心になれる瞬間があります。
スポーツではゾーンに入るという言葉があります。
いくら走っても疲れない瞬間、強い相手でも勝てそうな気がする瞬間、それらを感じる時があるそうです。
編み物をしていると、時々無心になり、没頭し、すごい集中力が生まれる事があるのです。
集中している状態なのか良くわかりませんが、ただ自分がそこにいるだけで、それ以上でもそれ以下でもない感覚に包まれる状態です。
その時、脳は一種の瞑想状態にあると思うのです。
仏教でいうと座禅を組んだ時のような感じ。
キリスト教で言うとお祈りをした後の感じ。
気持ちがスッとして楽になれるのです。
編み物にもその効果があると思います。
お客様とメールをしていても、このようにおっしゃいます。
「今日は編み物をして過ごしたので気持ちが落ち着いています」
これはとても良い事だと思います。
直接的なペットロスの克服ではないですが、ペットロスの渦中でもこういう時間が気持ちを楽にしてくれるのだと思います。
メールやLINEでペットロスの相談に乗りつつ、思い出話で盛り上がりつつ、作品作りの合間に交わす会話で私も癒されています。
ペットロスは終わらない
私はペットロスは終わらないと思っています。
ペット達との別れは、心の中に一生残ります。
それで良いと思えた時、私はとても楽になれました。
寂しいまま、悲しいまま、時には後悔もあるけれど、あの子たちを愛していたことに間違いはない。
その気持ちを大事にしていたい。
お客様にもそんな気持ちになって頂けると嬉しいです。
さて、そんな私も編み物をしています。
最初に申し上げたように今では機械(大きな自動編み機)を使って編んでいるのですが編んだ後のリンキング(ミシン)やアイロン、糸の始末などをするのが私は仕事の中でも一番好きな時間です。
早く完成して、飼い主様の元に帰れるように。
作品たちが皆様のペットロスの支えになれば幸いです。
ペットの写真で作る、編み物の作品たち。