ペットロスの後に受け入れた新しい子を愛せない気持ちと罪悪感

新しいペットを受け入れたけれど、以前飼っていた子と比べてしまってどうしても愛せない。

そう悩んでいる人はいませんか?

実は同じような悩みを抱えている人は多く、当店のお客様からも時々ご相談を受けています。

今回は、ペットを亡くした後に新しい子を受け入れたけど、前の子のように愛することが出来ない、又は前の子と比べてしまうというご相談についてお話ししたいと思います。

新しく受け入れたペットを愛せない

私達はペットのメモリアルグッズを作っていますが、ご注文の際にお客様からお話を伺う事もあります。

中にはペットを亡くされた方も多く、相談に乗ることもあります。

その中には、新しくペットを飼う事になったけど、前の子と比べてしまい、以前のように愛してあげる事が出来ないと言われるお客様もいます。

その理由は、私は次のように思います。

亡くなった子をまだ忘れられないから。

もしかしたら、亡くなったペットと比べていませんか?

新しく飼い始めた子は身代わりでもなければ、生まれ変わりではありません。

性格も違うし食べ物の好みも違うし、懐き方も違うと思います。

全く同じ関係を求めると、ペットにとっても負担だし、飼い主にとっても辛くなることがあるかもしれません。

どうしたらいいの?

お話の前に、私がたどり着いた結論を先に申し上げます。

新しい子を同じように愛せるようになるには、時間がかかる。

絆はすぐには生まれない事もある。

先代のペットの代わりはいない。

先代のペットの事は、一生忘れることは無い。

だから、時間をかけてゆっくり受け入れてあげる。

それではお話を続けましょう。

新しいペットと仲良くなれるまでの期間

ペットを愛することが出来るようになるまでには、ある程度の期間が必要だと思います。

一瞬で仲良くなる場合もありますし、数年かかることもあります。

それはペットと飼い主との相性によりますので愛情が湧くまでの期間はまちまちですが、長い時間がかかることもあるという事は知っておいた方が良いでしょう。

我が家のお話しをします。

私は猫を1匹飼っていました。

保護施設から受け入れた子です。

すぐに私に懐き、とてもかわいい子でした。

1匹ではかわいそうだと思い、保護施設時代に仲の良かったもう一匹を新しく飼う事にしました。

2週間のトライアル期間を経て受け入れたのですが、初めの頃は先住猫と同じように愛することが出来ませんでした。

その理由は、愛情とか愛着とか相性とか、言葉でいうのは難しいです。

施設では仲良かった2匹なのに、お互いに忘れてしまい、先住猫とよくケンカをしていました。

先住猫と同じ事をしても、例えばトイレを失敗した時も、先住猫の場合は許せるのに2匹目の子が失敗するとムカつくと言った具合です。

この気持ちは自分でも理解が出来ませんでした。

新しい猫を愛せるようになったきっかけ

しかしある日、2匹目の猫を愛せるようになったきっかけがあります。

それは、猫の病気がきっかけでした。

病気の猫

この子が2匹目の猫です。

ある日、血尿が出て病院へ行きました。

尿路結石と言う病気で猫にはよくある病気だそうですが、ひどくなると手術が必要になり、時には命を落とすこともあるそうです。

通院、薬、そして食事療法で治りましたが、この時以来、急にこの子(マロ)が愛おしくなったのです。

我が家に来てから、1年以上経っていたと思います。

この子が自分にとって、こんなに大切な存在だったのかと、この時自分で気付きました。

絆はすぐには生まれない

私は気が付きました。

先住猫が我が家に来た時は、自分も初めて飼う猫の世話で一生懸命で、愛する事よりもまずはこの生活に慣れるのに必死だったのです。

ソファーやカーテンをひっかくし、障子も破るし、夜中は走り回るし・・・。

楽しかった事や困ったことを繰り返すうちにこの子の性格が分かって来て、猫の飼い方も徐々に分かって来て、時間をかけてお互いの絆を作っていたのです。

新しく受け入れた猫にとっては、初めての空間で、家の中の様子も分かりません。

しかも先住猫がいて、以前は仲良かったとは言っても何か月も離れていたのでお互いに記憶はないし、一人ぼっちで寂しくて私に心を許せなかったのかもしれません。

そうして病気になった時には、いつの間にか一緒にいた時間も長くなっていてお互いのことも信頼し合えるようになっていたのかもしれません。

絆はすぐには作れないのだなと分かりました。

マロちゃんのその後

マロはその後、別の病気にかかり2020年の夏に亡くなりました。

私のペットロス体験談

今思えば、ちゃんとあの子を愛することが出来たという幸せな気持ちが確かにあります。

それと同時に、もっとしてあげられたことは無かっただろうかと言う後悔もあります。

あの子はウチに来て幸せだったのだろうかという不安もあります。

関連記事

亡くなったペット達は我が家に来て幸せだったのだろうか。飼い主として自信を無くす瞬間と、私の決意

今ではマロは特別な存在で、お別れの時には泣きましたし、しばらくは寂しい日々が続きました。

愛情は時間をかけてゆっくり深まる

皆さんの中にも、新しく飼い始めたペットを思うように愛せないという人がいるかもしれません。

それは、絆を築き上げている段階だと思って、もう少し時間をかけてみませんか?

特に我が家のように保護猫、保護犬の場合は時間がかかるようです。

それともう一つ、先代のペット(亡くなった子)の事をまだ忘れられていないのかもしれません。

それは一生忘れる事は出来ないでしょう。

ですから、ゆっくりと時間をかけて気持ちの整理をしてみて下さい。

新しく飼い始めた子に、先代の思い出話をしてあげても良いかもしれませんね。

楽しかった思い出を話してあげれば、自分も癒されますし、ペットもこの人が飼い主になってくれて良かったと思ってくれるかもしれません。

私達の仕事

私達は「ずっと一緒」のお手伝いとして、ペットのメモリアルグッズを作っています。

いつもはお客様のお話しをお聞きする立場ですが、マロが亡くなった時は私の方がお客様から励ましてもらいました。

そのお陰で私とマロの絆は今でも深まりつつあるように感じています。

お客様は私に対して同じ気持ちを抱いて下さっているのかなと、初めて気づきました。

皆様の気持ちが休まるようお手伝いが出来れば幸いです。

ずっと一緒


ペットの身代わりが欲しい。新しいペットを愛せない。

お別れ後もできる、ペットっとの思い出作り/ペットロス克服体験談

亡くなったペットにもう一度会いたい


ペットの命日,一周忌のお供えと過ごし方