ペットロス相談室、食欲がない、味が分からない

家族からは「少しでも食べなさい」と言われますが、私は食欲もなく…

これはお客様が良く言われる言葉です。

皆さんこんにちは、ファンデルワンの三浅です。

お客様のペットロス相談に乗りつつ、糸を編み、ペットのオーダーグッズを作っています。

プチクッション

ペットを亡くして落ち込んでいる時、ご飯を美味しいと言って沢山食べらる人は少ないと思います。

今日はペットロスによる食欲不振について私の経験をお話しします。

私の経験(食欲不振)

私はペットロスの数年後、うつ病と診断されたことがあります。

うつ病の話はこちらをご覧ください。

うつ病の症状の一つに食欲不振や、食べ物の味を感じないという事があります。

私もそうでした。

食べなきゃいけないとは思うのですが、身体が食べ物を受け付けませんでした。

1日中何も食べずに布団の中で過ごした日もありました。

そして長い月日が経ち、元気になり、食べ物が美味しいと感じられるようになったある日、初めて自分に味覚が無かったのだと気付いたのでした。

友人からのアドバイス

私は幸運なことに、うつ病の先輩が何人かいました。

その皆さんが私の色々なアドバイスをくれました。

その一人が行っていました。

食べられなきゃ、食べなくていいじゃん。眠れないなら、起きてりゃいいじゃん。

その言葉に自分がどれだけ救われたか、今でも覚えています。

友人へのアドバイス

その数年後、私の友人が同じようにうつ病になりました。

今のストレス社会ではうつ病になる人も多いようですね。

その中の一人がこう言っていました。

「家族からちゃんと食べなきゃいけないと言われて、無理して食べているんですけどでも食べられなくて…。」

それを聞いて私はこうアドバイスしました。

「食べる元気もない時は、食べなくて良いと思う。自分もそうだったよ。」

すると彼女はとても嬉しそうでした。

食べない事に罪悪感を感じていたようです。

「無理に食べなくて良い」と言われたことで自分を許すことが出来たのかもしれません。

食事はとても体力を使います。

特に消化に体力を使うのだそうです。

精神的に弱ると体力も落ちます。

そんな時は、消化は体に負担がかかります。

全く食べないのも良くないですが、身体が食べ物を受け付けない時に無理して食べる事は無いと思います。

私からお客様へのアドバイス

作成依頼を受ける時、お客様から相談される事もあります。

私は医師ではないので、食事をとらなくても良いとは言えません。

全く食べないのは良くないとは思います。

でも、食べられない時もありますよね。

そんな時に無理して食べてもしんどいだけだと思っています。

自分の体と相談して、ゆっくり過ごすのが良いと思います。

味覚が無い

最初にも書きましたが、私も味覚が無くなりました。

これは元気になってから気付いた事です。

元気になったある日、夕飯がとても美味しいと感じました。

あまりの嬉しさに涙が出たほどです。

兄妹は「変な奴だ」と笑っていましたが、私はそれでも嬉しかった。

味覚が無くなるほど落ち込んでいる時、私たちの体は正常ではなくなっていると思います。

病院で受信したり、誰か信頼できる人に相談したりしてみてください。

一人で抱え込まないようにしてください。

ただ、「味覚が無い」ことに自分で気付く事は案外難しいかもしれません。

言われてみれば、最近ご飯を美味しいと思って食べていない。

この記事を読んで、そんな風に感じたら、食事の時に味わって食べるようにしてみてください。

「おかしいな」と感じたら、少し無理して過ごしているかもしれません。

自分を労わってあげてくださいね。

作成中のお悩み相談

私はお客様と、時にはこんなお話しもしながら作品作りをしています。

誰にも相談できなかったと言う人もいます。

とても控えめの人もいますし、長文のメールを頂く事もあります。

色々な人が、それぞれにお悩みを抱えていて、クッションやブランケットを心待ちにされています。

私たちの作るのは「商品」ではなく、ペットを想うお気持ちだったり、思い出だったりします。

それがお客様に届けば幸いです。

作業風景

ペットの写真で作るニット作品

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