猫の肝臓の病気、愛猫の死を覚悟する瞬間、そして気づいたお客様の気持ち

ファンデルワンの三浅です。

今は猫を2匹飼っています。

とてもいい子たちです。

我が家の猫

右のキジトラ猫(名前はマロ)が、この2週間くらいで急に2キロ痩せました。

異常な痩せ方でしたので昨日病院に連れて行き、血液検査をしてもらうと、どうやら肝臓に何らかの問題がありそうだとの事。

昨日は脱水症状だったため点滴をして、さらに詳しく検査するために今日病院に預けてきました。

先生との会話

先生はとても親身になって相談に乗ってくれます。

今、猫がどういう状態にあるか説明してくださいました。

そして対処法をいくつか紹介して頂き、相談しながら今後どういう処置をするか検討しました。

血液検査で肝臓が悪いと分かったので、まずはレントゲンとエコーで肝臓がどんな状態になっているか調べてもらいます。

肝臓の組織を取り出して調べる方法もあるらしいですが、猫への負担が大きいのであまりお勧めではないそうです。

もし癌であれば先は長くないと・・・。

病室で点滴をしている数分の間、先生とお話をしました。

病院で自分の仕事の話をするのは初めてです。

私は次のようなお話をしました。

ペットのオリジナルグッズを編み物で作る仕事をしている事。

そして毎日のように、ペットを亡くされたお客様からお話を聞いていること。

思い出のグッズを作っている事。

泣きながらお礼の電話やメールを頂くこと。

だから、自分もいつか猫たちとお別れをする覚悟が出来ている事。

そして最後に、

「でも、いざうちの子のことになると、やはり辛いですよね。」

と言葉が出てきました。

先生も何度もお別れを経験しているそうですが、やはり何度経験してもとても辛いとおっしゃっていました。

でも、こう言って下さいました。

「人によっては家から出られないほど落ち込む人もいる。でも、三浅さんなら立ち直れそうですね。」

とても温かい先生で、この人に診てもらえてよかったと思います。

お客様の思い

お客様は様々な思いを持ってご注文下さっています。

ペットを亡くされて人が思い出のために作りたいと言って下さったり、ペットロスの家族への贈り物にしたいと言われます。

今回のマロ(飼い猫)の病気をきっかけに、その皆さんのお気持ちをまさに自分のこととして感じました。

大切なお仕事をさせて頂いていると思います。

中には、辛い気持ちを今まで誰にも言えなかったという人もいます。

泣いてばかりいる家族にプレゼントしたいという人もいます。

そしてお届け後には、写真を見るのも辛かったけど、このクッションはとてもかわいく笑顔になれると言われます。

部屋から出てこなかった家族が出てくるようになったと言われることもあります。

その一人一人のお気持ちを受け止めて作品作りに励んでいきたいと思います。

私たちが毎日作っているのはクッションやひざ掛けですが、それはお客様にとっては一人ひとりに特別な意味がある物で、思い出が詰まった、大切な役割を持った作品たちです。

私はこの仕事を大切にしていきたいと思っています。

関連記事:ペットメモリアルグッズをプレゼントして相手の人が元気になった例