ペットを亡くしたお客様から、
「どうやって乗り越えたらいいのか分からない」
と言われることがあります。
私たちも愛犬を亡くした経験がありますし、同様のご相談は多いです。
お客様のお話を伺っていて、少しわかってきたことがあります。
それは、
「泣けた人は、元気になる」
という事です。
泣けないのが一番つらいのかもしれません。
一度でも泣けた人は比較的早く元気になるようです
クッションをご注文される時に泣いていた方は、お届けの頃には少し元気になられます。
お電話で泣きながら今までの思い出や最期の日の様子を話して下さる方は、2回,3回とお電話を頂くと徐々に落ち着いてきて、お届け後は嬉しそうにお礼を言って下さいます。
でも、ご注文の時に何も語らず、届いた後に初めて亡くなったペットだったことを教えて下さる方がいらっしゃるのです。
その人はこのように言われます。
クッションを見た瞬間、初めて泣けて、ちゃんとお別れが出来た気がします」
今まで泣くタイミングが無かったのかもしれません。
当店のクッションは、泣ける場所をお届けすることでもあると感じる瞬間です。
ペットとのお別れで泣けない人たち
ペットを亡くした時、泣きたくても泣けなかったというケースをご紹介します。
家族が酷いペットロスになった
家族のペットが亡くなった時、家族全員が辛いと思います。
その中で一人が重いペットロスになることがあります。
その時、周りの家族はその人を支えようとして、ご自身は泣けなくなってしまうことがあるようです。
当店のお客様でも、ペットロスになった妹さんやお母さまにクッションを送り、泣いて喜ばれ、それを見て初めてご自身も泣くことが出来たといわれます。
その後は皆さんが少しずつ元気になられるようです。
そんなご家族にメモリアルグッズをプレゼントされるお客様も多いです。
お客様のご様子をご覧ください。
ニットがとても温かい気持ちにしてくれたのだと思います。
そして妹も、ニットでできたリボンの足跡マークを見て「もしかして?フェアリ(愛犬)?」と言いながら開ける前から涙涙で、開けてからは母と私と妹とで涙涙でした
(全文はこちら)

人前で泣くことに抵抗がある人
人前で泣くことが出来ない人もいるでしょう。
私も同じでした。
では一人になった時に泣けているかという、とそうでもありません。
泣くことに慣れていない人は、なかなか泣けない事もあるのです。
詳しくは『ペットとの別れが辛い時は泣ける場所を作って、ちゃんと泣く』をご覧ください。
周りの人に酷い言葉をかけられた
家族や友人なら気持ちを分って貰えるかもしれませんが、職場や近所の人の中にはペットに興味がない人もいます。
そんな人からは冷たい言葉を言われる場合もあるようです。
それが辛く、ペットロスの気持ちを誰にも話さなくなってしまう人もいます。
同じ苦しみを抱えている人が他にもいます。
それを知って頂くだけでも、少し立ち直るのが早くなると思います。
泣けない人はどうすればいいの?心の支えは?
それでは泣けない人はどのようにしてペットロスから立ち直ろうとしているのでしょうか。
お客様には次のように言われます。
『ネットで検索し、色々なページを読んでいるうちにファンデルワンにたどり着きました。』
『クッションが届くのが、まるでうちの子が帰ってきてくれるようで、楽しみです』
ワラにもすがるような思いでいろいろ調べていたのかもしれません。
そして偶然当店を見つけて下さり、
「泣いても良いんだ」
と気づき、そして自分以外にも同じ気持ちの人がいると分かり、ご連絡を下さるようです。
私は糸を編み、ニットクッションを作ってお届けしているのですが、本当に大切なのはお話を聞き、皆さんの支えになることなのかもしれません。
お客様からも、
「ほかの皆さんの力になってあげて下さい」
と言われます。
私はメールやLINEでお話を聞くことしかできませんが、このサイトが皆さんの泣ける場所になれれば幸いです。
そしてお届け後に、ニットの温かさを感じ、ペットの温もりを思い出して頂けると幸いです。
手にした人だけが分かるニットの肌触り。
抱きしめた人だけが感じる温もり。
ペットロスのお話を聞きながら作っています。