ペットの遺品整理の仕方、残す物と処分する物の分け方

ペットの遺品の整理。

難しいですよね。

 

他の人はどうしているの?
これを処分すると後悔する?

 

そんな相談にも乗っています。

 

ペットのメモリアルグッズを作るという仕事は、ただ作品を作れば良いというものではありません。

日々寄せられるご相談にお応えするのが私の役割かなと思う時もあります。

 

今日は時折相談される、遺品整理の仕方について考えてみました。

家族でも異なる、遺品整理の考え方

形見を残すか、それとも処分するか、その考えは家族でも異なります。

最初に私の経験をお話しします。

我が家では2007年に愛犬ムックが亡くなりました。

愛犬との思いで写真

こちらが我が家の愛犬です。

亡くなった時には家族皆が悲しみましたが、その後の遺品の整理には家族内でも意見が分かれました。

私は出来るだけ残したかったのですが、父は全て処分するという考えでした。

何かが残っていれば悲しみはいつまでも続き、辛くなるだけだと言うのがその理由です。

とても辛い事でしたが、首輪やリード、バンダナなど、写真意外は全て処分しました。

このように同じ家族であっても意見が分かれることもあります。

お客様からも同様のご相談を頂く場合があります。

 

処分してしまった物は取り戻すことが出来ません。

処分する前にちゃんと話し合い、自分で納得してから片付けるようにしましょう。

納得が出来ないうちはまだ冷静な判断が出来ませんので、手をつけないほうが良いと思います。

私はバンダナや首輪などは残して何かにリメイクしたかったと、すごく後悔しています。

リメイクについては形見を残すアイデアをご覧下さい。

ペットの遺品は整理した方が良いのか、しない方が良いのか

処分に迷っている時は残しましょう。

お客様からの相談メールにはこのような内容があります。

・遺品を整理しようか迷っている。

・いつかは処分しようとは思っているけれどもう少し傍に置いておきたい。

このように、まだ迷っているならしばらく手元に置いておかれてはいかがでしょうか。後々に残しておけば良かったと後悔した時は既に遅いです。

いつか、もうそろそろ処分しても良いかなと感じる時が来ればその時に処分するのが良いと思います。

 

処分して良かったこともある

愛犬の遺品を全て処分したことでよかったこともあります。

今思えば、遺品を捨てたことで切替が出来たのも事実かもしれません。

そして、物が残っていませんので、記憶を大事にしているかもしれません。

心の中で今でも一緒にいる感覚があるので、あまり寂しくはないですね。

もし思い出の詰まったものがたくさん残っていたら、それを見るたびにいつまでも泣いていたかもしれません。

 

人それぞれ思いは違いますので最後はご自身で判断する事になります。

しかし時間が経てば気持ちも変わるかもしれませんし、他人の意見を聞くと良いアイデアが見つかるかもしれません。

 

私と相談し、クッションが届く頃に気持ちが落ち着き、決心出来たというお客様も多いです。

また、思い出の品が少しずつ減っていく中、ご注文下さる人もいます。

お客様のご様子をご覧ください。

素敵なクッションをありがとうございました。
16年半を共にすごした家族のルクが亡くなり、直ぐにクッションを依頼しました。老犬介護仕様だった家が、日に日に人間仕様に変わりゆく中で、ルクを増やしてあげたかったのです。
クッションを見た娘は「ルクだ〜」と泣きました。私も泣きました。
娘はルクを抱くようにクッションを抱いています。
ペットオリジナルクッション

ペットの遺品の処分方法

火葬場で一緒に焼く

飼い主にとって幸せなのは、火葬場で一緒に焼いて天国へ持って行ってもらうことだと思います。

お気に入りの洋服やおもちゃ、又は手紙などを添えてあげても良いかもしれませんね。

ただ、金属やプラスチックなどの物によっては焼けない物もありますので火葬の際に尋ねてみて下さい。

他人に譲る

未使用のシートや、ほとんど使わなかったケージなどは使ってくれる人がいるかもしれません。ワン友、ニャン友さん以外でも、動物保護施設などでは未使用の猫砂やエサなどの寄付を募集している場合もあります。

何か使えそうなものがあれば、再利用してもらえるとペットも喜んでくれるかもしれませんね。

供養、お焚き上げ等

そのまま処分する(捨ててしまう)のが忍びないと言う人は、お寺で供養してもらったり神社でお焚き上げなどしてもらうことが出来るそうです。

自分の手で処分するのがどうしても辛いと言う場合や、あの子の魂が宿っていると感じる時は検討してみて下さい。

ペットの遺品をまとめて別の部屋に仕舞う

こんな遺品整理の仕方もあります。

ペットの遺品が目に入るとどうしても辛い、でも捨てる事も出来ない。

そんな時は、別の部屋にまとめて仕舞っておくのもひとつの案だと思います。

普段は目にはいる事はありません。

 

ある方が、私にこのように言って下さいました。

「うちの人、こういうの取っておくと怒るのよ。怒るっていうより、泣いちゃうの。もう思い出したくないから、仕舞っておきなさいって・・・。あの人が一番かわいがっていたからね。」

その人は洋服やおもちゃなどの遺品を飾っておきたいそうですが、家族に反対されるので仕方なく仕舞っているそうです。誕生日や命日にはそれらを見て思い出しているかもしれませんね。

 

(お客様のレビューをご紹介)
愛犬が亡くなり一家全員塞ぎ込んでいたところ、こちらの商品を知りクッションをお願いしました。
亡くなってすぐは形を残すのも辛い、と写真や首輪などの備品も目の届かない所に片付ける程でしたが、ちょうどこのタイミングが良かったのかこちらのクッションへの反応はまた一緒に居れて嬉しいね、とみんな大喜びでした。
代わる代わる抱きしめたり大事に使いたいと思います。ありがとうございました。

ペットオリジナルクッション

立ち直りが早いのはどっち?

ペットを亡くしたショックから早く立ち直れるのはどちらでしょう。

遺品が残っていればいつまでも引きずってしまうという人もいます。

思い出の物が残っているから、これからも寂しくないという人もいます。

逆に処分することで早く切り替えられる人もいれば、処分したことを後悔する場合もあります。

 

人それぞれ考え方や感じ方が違いますので、自分に一番合った方法をとるのが良いでしょう。

捨てたことを後々後悔しそうだと感じるなら、とりあえず残しておき、どこか見えないところに片付けておいてはいかがでしょうか。そのまま元気でいられるならいつか処分するときが来るでしょう。何年か経って、もう一度見たときに残しておいて良かったと感じることもあるかもしれません。

一度その遺品から離れることで落ち着いて考えることが出来ると思います。

いずれにせよ、別れの寂しさを克服するのは簡単ではありません。

時間が掛かるものですので、焦らずゆっくり過ごすのが良いと思います。

抱きしめるクッション

思い出の写真で作るクッション

最後に

残しておきたければ置いておき、ゲージなどの大きな物やあまり遊ばなかったおもちゃなどは処分するという方法もあります。

物には思い出や感情移入した物もありますので時間をかけて選別するのが良いでしょう。

ペットとの別れから立ち直るまでの日数は人によって様々です。

人前では笑っていても家に帰ると涙を隠せない人、誰かに相談する事で少しずつ立ち直れる人、またはずっと長い間悲しみの中にいる人など様々です。

そのため、遺品の整理についての考えも人によって変わります。

 

こういうとき、一緒に悲しみを分け合える人がいると心の支えになってもらいやすいと思います。

家族、友達、恋人、あなたの心を支えてくれる人はいますか?

皆様の心が少しでも元気になってくれれば幸いです。

お客様の例

処分してしまったおもちゃでも、作品にデザインすることが出来ます。

サッカーボールのおもちゃが大好きだったそうです。

お気に入りだったおもちゃ

お客様のご要望で、クッションにデザインさせて頂きました。

コーギーグッズ

クッションの詳細はこちら

ポン太ちゃんの例

(お客様のレビューをご紹介)
愛犬が亡くなり一家全員塞ぎ込んでいたところ、こちらの商品を知りクッションをお願いしました。
お急ぎ便指定ではなかったのですが、ちょうど1週間で制作&発送してくださり迅速な対応をしていただきました。
亡くなってすぐは形を残すのも辛い、と写真や首輪などの備品も目の届かない所に片付ける程でしたが、ちょうどこのタイミングが良かったのかこちらのクッションへの反応はまた一緒に居れて嬉しいね、とみんな大喜びでした。
代わる代わる抱きしめたり大事に使いたいと思います。ありがとうございました。
ペットオリジナルクッション
ご注文商品:ニットのクッション
愛犬が虹の橋を渡りました。いつもいた場所にいないことが辛く、家族も大変寂しい思いをしていました。似たトイプードルのぬいぐるみの購入を検討したり、メモリアルグッズで検索していたところ、「ファンデルワン」を知り、注文致しました。図案作成の際も丁寧な対応で気持ちに寄り添っていただきました。届いたクッションを見て家族も大変喜んでおります。今はいつもいたソファーに置いて家族も癒やされております。本当にありがとうございました。
ペットのクッション
ご注文商品:ニットのクッション

 

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