猫が死に、ペットロスの私を救った妻の言動

私は糸を編み、ペットのオーダーグッズを作る仕事をしています。我が家の猫が亡くなった時、妻がマロ(亡くなった猫)のクッションが欲しいと言ってきました。今日は妻の言葉が私の気持ちを救ったというお話をします。

うちの子のニットクッション

こんにちは、ファンデルワンの三浅です。

私は妻と出会う前から2匹の猫と暮らしていました。

そこに妻が加わり、猫2匹、人間2人の生活が始まりました。

そうして2年経ったある日、2匹の猫のうち1匹の猫が亡くなりました。

マロ

その様子は我が家のペットロス体験談をご覧ください。

そんなある日、妻が珍しい事を言い始めました。

我が家にあるメモリアルグッズサンプル

私は仕事でペットのメモリアルグッズを作成しています。

その見本として、我が家の猫にはモデルになって貰っています。

Mサイズ

このクッションはマロをモデルにしたもので、ソファーに置いて写真を撮っています。

クッションの注文はこちら

そのクッションを見て、妻が、

「それ一つ貰っても良い?」

と聞いてきました。

妻が私の作品(仕事で使う見本)を欲しいと言ったのは初めてでした。

天国のペットを想う妻の言動

妻は

「マロちゃんかわいいね。」

と言って、その夜はクッションを抱いてベッドに入りました。

私は妻に聞きました。

「マロちゃん、天国に着いたかな?」

すると、妻は意外なことを言い始めました。

「そうだね、ムックにも会えたかな?」

ムックは12年前に亡くなった我が家の愛犬です。

妻は会ったことがありません。

そして、チョロにも、ライにも会えたかな?

と言って、彼女が今まで飼っていた子たちの名前を言い始めました。

私が嬉しかった理由

私は不思議な幸せを感じました。

猫が亡くなってまだ3週間しかたっていないのに、寂しさももちろんありますが、それ以上に幸せな気持ちで過ごしています。

マロに会えた事、マロと5年間毎日一緒にいられたことをとても幸せに感じ、マロとの出会いに感謝をしています。

そして、一緒にいた時間が短い妻がマロをこんなにも想ってくれていたんだと思うと嬉しくなってきました。

ペットロスの寂しさを抜ける一番良い方法は、悲しみを共有する誰かがいてくれる事かもしれないと感じるようになりました。

当店のお客様には、悲しみを一人で抱えている人がとても多いと感じます。

1人暮らしで相談相手がいなかったり、家族から気持ちを理解してもらえなかったり、その理由は様々ですが、私がお話を聞く事で元気になって行かれる様子を拝見しつつ、作品作りをしています。

プロフアイコン

自己紹介:三浅俊幸

編物作家。ペットの写真でオーダーニットを制作。ご依頼の際にはペットロスの相談に乗ることも多く、そのため我が家の亡き愛犬・愛猫を思い出しながら作品作りをしています。

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