今回の記事は、今まで書くべきか否かを長い間迷っていた内容です。
それは自分の辛い過去と向き合う事になるからです。
でも、お客様の中にはペットの後を追って自分も死にたいと思っている人がいて、そういう人が本音を話してくれて、私の経験を話すことで救われたとも言われて、これからは天国のペットと一緒に頑張ると言われます。
だから、この記事が他の誰かのためにもなるかもしれないと思い、勇気を出して書きます。
始めに、私はペットのオーダーグッズを作る、編み物作家です。
カウンセラーでも、心療医師でもありません。
でも、皆さんが元気になるのは理由があると思います。
私たちは頑張れるきっかけをお届けしているに過ぎません。
私が作っているのはこちら。
お客様の様子をご覧ください。
ファンデルワンさんのクッションと膝掛けがあったから、この一年過ごすことができ、感謝しかありません
ペットロスで死にたいなんて言っちゃダメ。自分の決意
私はうつ病の経験があります。
原因の一つにペットロスがあったと考えられます。
当時の様子は「ペットロスと私のうつ病」をご覧ください。
自殺願望については今まで触れずに書いてきました。
当時を思い出すのが怖かったからです。
でも今回は頑張って書きます。
当時は自殺願望もありました。
ムック(天国の愛犬)に会えるかな。
これで楽になれるかな?
そんな気持ちもありました。
自殺願望と言うより、無意識のうちに自分がこの世から居なくなる方法を考えていたという感じです。
具体的には書きませんが、誰にも迷惑をかけない方法、一瞬で楽に行ける方法など、様々な事を無意識に考えていました。
そして、ふと我に返った瞬間に、なんて怖い事をしようとしていたのだろうと、急に涙があふれていたのです。
そんな日々が数年続きました。
病気も治り、生き続けて来て今思う事は、生きてて本当に良かったという事です。
あの時命を絶っていたら、私はムックにもマロ(猫)にも会えなかったでしょう。
その理由を書きます。
自らは絶対に死なない
自分からは絶対に死なない。
これは当時私が自分に言い聞かせていた事です。
言葉がきつくなりますが、自殺は自分への殺人。
それは当然悪い事で、後に残された人も悲しむし、苦しむし、誰も幸せになれません。
そして自分も幸せにはなれません。
何があっても自分の意思で死を選ぶことはしてはいけません。
今の状況が苦しかったら逃げても良いと思います。
仕事や家族との生活が苦しかったら、少し距離を置くのも良いと思います。
死ぬよりは何倍も良いです。
死んでもペットには会えない
お客様の中には、
「死んであの子に会いたいと思っていた。」
そう言われることもあります。
でも、僕はこう思います。
自殺しても、ペットのいる場所には行けれない。
虹の橋は、天国へ続く道です。
自殺した人は天国へ行けれない、これは私の勝手な意見ですが、そう思っています。
自ら命を絶った人は、虹の橋には行けれないと思っています。
だから、ペットに会いたければ、何が何でも生きていなきゃいけないのです。
では、今の辛さはどうすればいいの?
私はうつ病の克服に4~5年くらいかかりました。
先生には、当初の症状から考えると早い方だと言われました。
自分の復活できる時期を5年先にしようと考えていました。
その頃までに少しずつ元気になる。
それまで、辛い時はとにかく休む。
本当に辛い日々でしたが、それでも生きなければいけません。
今でも辛い事も沢山ありますが、ペット達が見守ってくれていると信じています。
生きる意味
「生きる意味」
こういう言葉を使うと、とても難しい話になりますが、私は虹の橋で待つペット達に会うために生きるのも一つの意味だと思っています。
虹の橋で待ち合わせ。
これが私のテーマ(生きる意味)です。
今日一日を生きる意味を見つけるのは難しいかもしれません。
でも、生き続けているといつか生きる意味を見つけられるかもしれないと思っています。
関連記事:虹の橋は本当にあるの?
死のうとしていた自分が恥ずかしい
「死のうとしていた自分が恥ずかしい。」
こんなメールをお客様から頂きます。
その度に自分の仕事の大切さを身に染みて感じ、中途半端な気持ちで仕事をしてはいけないと感じます。
私達が作るクッションを抱き、
といって、お客様は嬉しそうに写真を撮って送って下さいます。
まだまだ辛さは残るけど、でも前を向いて行けそうだと言われます。
ニットが人の命を救う。
それは大げさに聞こえるかもしれませんが、苦しんでいる人にとってはとても大きな救いになっているのかもしれません。
私も苦しかった時に沢山の人に救ってもらいました。
今は自分が別の誰かのために恩返しする番だと思っています。
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