ペットロスを乗り越えたと思っていても、寂しい気持ちは何度でもやってきます。
それはペットを愛してるのですから当然のことと思います。
そんな時、自分を支えてくれる物があると心強いですよね。
皆さんの中にもペットの形見を持ち歩いている人がいらっしゃると思います。
今日は辛い時には形見を握りしめて、ペットロスを乗り越えている私のお話しをしましょう。
ペットの形見
今では様々な物を形見として残す事ができます。
首輪やおもちゃはもちろん、骨や毛など体の一部でメモリアルグッズを作ることも出来ます。
持ち歩けるメモリアルグッズも多数販売されるようになりました。
こちらは我が家の猫(マロ)。
マロは2020年7月に天国へ旅立ちました。
当店では、サンプルとしてマロのオーダークッションをいくつか作っています。
工房にはこのクッションがいくつか置いてあります。
それらが目に入るたびに涙が出そうになるのですが、このクッションは大きくて持ち歩くことはできません。
そこで私はマロの首輪をブレスレットとして使っています。
私の場合、ペットロスからは比較的早く回復したと思います。
しかし、それでも急に寂しくなったり涙がこみ上げて来ることもあります。
朝からとても寂しい時もあります。
そんな時、私はこのブレスレット(首輪)を着けて出勤します。
そして寂しい時は手首を反対の手でギュッと握り締めています。
そうすると、マロが力をくれるような気がするのです。
力をくれるというより、楽に生きろとマロに言われているような気がするのです。
猫ですから自由な生き物です。
きっと私のこともそろそろ忘れる頃でしょう。
マロは私に教えてくれます。
大丈夫、僕は元気だよ。
明日の事なんか心配しなくてもいいよ。
昨日の事なんか忘れても良いよ。
何かあったら僕はここにいるから。
そんな目をしてマロはいつも私を見ていました。
その顔を思い出すと、私は元気が戻ってきます。
私がブレスレットを付けた日は、妻がそれに気づきます。
「今日はちょっと寂しい日だね」
そうやって、家族も私の気持ちを分ってくれるのがちょっと嬉しいです。
マロはもういないけれど、マロからのプレゼントのブレスレットがあれば私は頑張れます。