ペットロスから抜け出せないと思ったら日記を書いてみよう

抱きしめるぬくもり

抱きしめる、ニットのクッション。

作品作りの傍ら、皆さんからペットロス相談を受ける日々。

想い出のメモリアルグッズ

そんな中で気が付いた、ペットロスの克服方法をご紹介しています。

今日は日記を書くことについてです。

ペットロスの辛さは様々

ペットロスと言う言葉が出来たおかげで私もある程度助けられた部分があります。

この言葉のおかげで、自分の状況を客観視できるようになります。

ちょうど、病名が分かると安心する患者さんのように。

ペットが亡くなって数日間、又は数週間は誰でも辛く悲しいでしょう。

でも通常は数カ月もすれば以前と同じように普通に日常生活を送ることが出来るようになります。

しかし、中には1年、2年と長い年月が経っても立ち直れない人たちもいるのです。

この辛さを理解してくれる人はどれくらいいるでしょうか。

自分でもこのままではいけないのは分かっています。

家族にさえ、冷たい事を言われる人もいます。

身近な人たちが悲しみを共有してくれれば、幾分かは楽になれるのですが…。

一人で苦しんでいる人へのアドバイスとして、今日は日記を書くことについて考えてみましょう。

私の経験

まずは私の経験をお話しします。

2007年に愛犬が、そして2020年に猫が亡くなりました。

ペットロス体験談はこちら

そんな中、私は今の仕事(ペットのお写真そっくりに糸を編み、ニット製品を作る)をしていました。

作業風景

これをこのサイトで紹介していた物ですから、自然な流れで我が家の犬猫たちの話をブログで綴っていました。

そのうちのペットロスのお客様から作成の依頼を頂くようになり、自分と同じように悩んでいる人の多さを知りました。

私は誰かのお役に立てればと思い、ペットを亡くした経験や克服体験談を綴っていました。

すると、いつの間にかペットロスの辛さと同時に、犬や猫たちと一緒に暮らしてきた幸せな時間を思い出すようになりました。

そして、ブログを書くのが楽しみにもなり、天国のペット達に会える時間だと思えるようにもなってきました。

彼らが旅立ってから長い年月が経っていますが、今でも鮮明に思い出せますし、まだそばにいてくれるような、一緒に生活をしているような気分です。

時々すごく会いたくなりますが、そんな時もその気持ちを素直に書き綴っています。

こうしているうちに、精神的に落ち着いてくる自分に気づきました。

手記を綴る日記、ブログ、SNS

そこで、ペットロスの辛さから何年も抜け出せないという人へ、お勧めしたい事があります。

克服方法はいろいろあると思いますし、人によって向き不向きもあると思いますが、その一つの案として、ペットの日記を書いてみてはいかがでしょうか。

日記を書く

一番簡単なのは日記を書くことだと思います。

最初は気負わず、好きなことを書いてみましょう。

思い出話をしてみたり、伝えたいメッセージを書いてみたり、誕生日にはおめでとうと書いてみたりしてください。

特に、伝えたいメッセージを書くと何だか本当に届いたみたいな気持ちになり、幸せな気持ちに包まれるかもしれません。

もしも会えたら何をしたいですか?』の記事にも書きましたが、自分の気持ちをペットに伝えることが出来ない辛さもあります。それを伝えることが出来た時、とても気持ちが楽になれるかもしれません。

ブログを書く

パソコンに慣れた人ならブログを書くのも良いでしょう。

ペンを握るより、キーボードやスマホで操作する方が慣れているかもしれません。

ブログの良さは写真を簡単に挿入できることです。

写真選びも楽しいですし、いつの間にか写真選びの時間の方が多くなっている事も…。

その時間がペットと向き合う時間となり、あなたを癒してくれるかもしれません。

ただ泣きながら写真を見る時間とはちょっと違うと思います。

ブログの良さは、コメントを許可していれば同じ境遇の人との交流が生まれる事です。

同じ病気で亡くしたり、同じ犬種の犬を飼っていたり、時には同じくペットロス中の人もコメント下さるかもしれません。そういう人たちと交流し、気持ちを分かち合う事が出来るかもしれません。

SNSで投稿する

SNSもブログ同様に気軽に始められるでしょう。

ただ、SNSの場合は、一般社会と同じように考えた方が良いです。

職場や友人との会話で毎日ペットロスの話をすると、相手の人も疲れてしまうでしょう。

ですので、SNSに投稿する時は、ペットロス交流の場(グループ)で投稿したり、他人に投稿を読んだりするのが良いと思います。

参考記事:SNSでペットの死を報告する気持ち、理解できますが注意が必要

ペットロスから抜け出せないと思ったら手紙や日記を書くのも良いと思います