ペットが亡くなった時、職場や家族、友人などに報告しなければならない時もあります。
しかし、その時に気を付けなければ、辛い言葉をかけられる場合があります。
私も同じような経験があり、また当店のお客様からも同様の相談を受けたりもします。
その相手の人とこれからどう向き合っていけばいいのか不安にもなります。
そこで私はペットロスを理解してくれない人の心理について長い間考えていたのですが、少しその人たちの気持ちが分かってきましたのでお話ししてみたいと思います。
結論から申しますと、
- 悪気は全くない
- 経験がないから分からない
この2点にたどり着いたのです。
詳しくお話いたしましょう。
この記事を読んだ後、皆さんの気持ちが少しでも救われたり、何か言ってきた相手に対して許せるようになれれば幸いです。
私の経験
私の場合は身近な人から言われた言葉で、愛犬の死後に冷たい言葉を言われました。
お客様からのお話しでも、ご家族から
と言われ、家に自分の居場所が無いと言われる方も少なくありません。
同じ思いをしている人が多いようです。
皆さんお一人で悩まないでください。
冷たい事を言ってくる人の心理
私たちが作品を展示会に出展した時のお話しをします。
ある女性が私たちのブースで足を止めました。
私達の作品(ペットメモリアルグッズ)を見て、女性はこう言いました。
私はペットを飼ったことが無く、その気持ちが理解できなかった。
どうしてそんなに泣くの?まるで家族が亡くなったみたいに…。
と思ったのを覚えています」
この人はとても上品で、優しそうな方でした。
そんな人でも、ペットを亡くした人の気持ちを全く理解できていない事もあるのです。
別の機会で、私は新聞社の取材を受けた時の事です。
私達がペットを亡くされた方の支えとなるよう作品作りをしているとお話しすると、記者さんはこう言いました。
この方も優しそうな人でしたが、ペットロスの気持ちは分からないと言っていました。
つまり、この方たちに共通する事は、
という事です。
私達はペットを家族として接していますが、飼ったことがない人にとっては家族という認識は無い場合もあるのです。
二人とも全く悪気はないようでしたし、認識が無いから相手に気を遣うこともないのです。
言われた私たちの気持ちの整理方法
冷たい言葉を発する人は何も思っていない場合でも、言葉を言われた私たちはとても傷ついています。
こんな時、気持ちを整理する一番の方法は、
のが一番良いと思います。
頭では分かっていても気持ちが収まらない事って、他にもありますよね。
そんな時、誰かに相談したら気持ちが楽になることってありませんか?
その理由は、自分の悩みを口から外に出し、また自分の耳に入れる事によって客観的に整理しやすくなるのだそうです。
そしてもう一つ大事な理由があります。それは気持ちを分かってくれる人(共感してくれる人)の存在に気付く事です。
当店のお客様も、私とメールしているうちに楽になったと言われます。
相談相手がいない時は独り言でしゃべってみたり、文字に書いてみたりするのでも良いそうです。
何か言ってきた相手の人は悪くない。
私を悪く言っているのではない。
ペット(又は自分の大切な物)を亡くした経験がないだけだ。
これで全て解決できるほど簡単なものではありませんが、少しでも解決のヒントになれば幸いです。
関連記事