作品作りをしつつお客様のペットロス相談に乗っていると、このような質問を受けることがあります。
ペットロスが辛く、必ず2匹以上のペットを飼い続けている人もいるそうです。
新しくペットを飼い始めると、ペットロスの辛さが和らぐという事は確かにあると思います。
人それぞれ色々な考え方はありますが、今回は私の意見と経験をお話しさせて頂ければと思います。
私の考え
確かに、別のペットに癒されるのは事実です。
でも私の場合は、ペットを亡くした辛さはそのまま残ります。
自分の中に別々の感情が共存している感じです。
そして、人によってはすっかり元気になれる人もいますが、決して亡くなったペットを忘れてしまったわけではないようです。
また、別の人は全く癒されないという人もいます。
この後詳しくお話しますね。
よくあるペットロス相談
お客様から、時々このように聞かれます。
飼えばペットロスは軽くなりますか?
その答えは、人によって異なるためアドバイスは出来ません。
正直なところ、飼ってみないと分からないと思います。
そこで、私の経験をお話しさせて頂きます。
多頭飼いとペットロス
我が家には2匹の猫がいました。
猫同士は時々喧嘩していましたが、仲は良い方だと思います。
いつも一緒になって体を寄せ合って寝ていました。
2020年、キジトラのマロが亡くなりました。
それから数年経ち、その時の気持ちを振り返ってみます。
黒猫のソラはまだ元気ですので、ソラがいてくれたことによって気持ちが救われたのは事実です。
でも、大事な事があります。
という事です。
それともう一つ。
というお話をします。
ソラ(黒猫)は、マロが亡くなったその日からもいつも通りに過ごしていました。
これが犬であれば多少は寂しそうにしていたかもしれません。
猫特有の冷めた性格というか、すぐに忘れるというか、私にとっては少しそれが寂しく、少し傷つきました。
私と同じ経験をした人はいませんか?
獣医さん曰く、
「そういうドライな性格は猫らしいですよね。犬には無いかもしれないですよね。」
との事でした。
お客様も時々言われます。
お客様は、「ペットロスが辛くて新しい子を飼い始めたけれど、以前の子と比べてしまって愛せない」という話を聞く時もあります。
皆様も命を受け入れる前に、ちゃんと心構えを持っておきましょうね。
他のペットがいれば気持ちが楽になる事実
そうは言っても、やはりペットがいれば気持ちが癒されるのも事実です。
猫を虹の橋へと見送り1年たちました。別れは想像を絶する喪失感でしたが、ファンデルワンさんのクッションと膝掛けがあったから、この一年過ごすことができ、感謝しかありません。そして、猫と暮らす幸せを教えてくれたあの仔の気持ちに導かれるように、縁あって保護猫を迎えました。(中略)やはり、家の中に猫の気配がすることは、いいですね。まだ抱っこもさせてくれませんが、あの仔のベッドであたりまえのようにくつろぎます。

ご注文商品:ニットクッション
寂しい気持ちや、新しい出会いを喜ぶ気持ち。
色々な感情が混じり合い、私たちの心は幸せを感じていくのだと思います。
ファンデルワンではこのような相談をお聞きしながら、作品作りをしています。
ペットを亡くした人からご依頼を受けたり、ペットロスのご家族・恋人への贈り物にとオーダーを受け賜わっています。
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