ペットの延命治療をしないという選択

ペット達にはいつまでも元気でいて欲しいと思います。

しかし、命は永遠ではありません。

我が家では1年間の闘病の末、愛犬ムックを見送りました。

延命できると思われるものは何でもしました。

最後は癌で片足を失いましたが、もっと早く楽にしてあげた方が良かったのかもしれないと考えた時期もありました。

また、猫の病気が見つかった時は、たった2か月という短い期間でお別れをしました経験もあります。

お客様からもペットの治療や看病についてお話を伺う事があります。

私たちの選択はどちらが正しかったのか、永遠に分からないと思いますがそれぞれどんな気持ちでいたかお話ししたいと思います。

愛犬ムックの延命治療

2008年、私たちは7年飼っていた愛犬ムックを天国へ見送りました。

ニューファンドランド犬

ムックと私。

ムックは前足を引きづって歩くようになり、病院に行くと骨肉腫だと診断されました。

病気が見つかってから、体にいいと思われるものは何でも試しました。

薬、サプリ、また湧き水まで・・・。

手術で片足を切断し、余命宣告をはるかに超える1年以上生きてくれました。

獣医さんも、なぜ生きているか分からないと言われるほどでした。

獣医さん曰はく、「本人は相当痛いはず」という言葉が今でも頭に残っています。

ムックは食事やトイレを自分ですることが出来ました。

片足のまま散歩にも行くことができ、毎日散歩をしていました。

もしこれが、自分でご飯を食べられなくて、点滴で過ごしていたとしたらこんなに生きられなかっただろうし、私たちもここまで頑張らなかったかもしれません。

ただ、安楽死と言う選択はありませんでしたし、先生からもその言葉は出ませんでした。

ムックは苦しかったのだろうか。

少なくとも、私たちが彼の表情を見る限りは、ムックは幸せそうでした。

最後も苦しむ様子もなく、眠るように旅立っていきました。

そしてムックが最後に残してくれたのが、ペットオーダーグッズのファンデルワンだったのです。

ひざ掛けスタンダード

作品を見る

延命治療をしないと決めた猫

猫と僕、三浅俊幸

私とマロの写真です。

マロは病気が見つかってから2か月と言う短い期間でこの世を去りました。

病気に気づけなかった責任と、その後の治療法の選択が正しかったのかという葛藤はたぶん永遠に続くでしょう。

病名は分かりませんでした。

病院の先生曰はく、

「病名を診断するには、開腹手術が必要ですが、治療はできない可能性がある」

との事。

それほど進行していたそうです。

先生は親身になって、治療の選択肢について話して下さいました。

そして、延命はしない。自然の流れに任せると決め、先生も今回の場合はその方が良いかもしれないとおっしゃっていました。

マロの病気と治療についてはこちらもご覧ください。

ウチの猫の病気とペットロス体験談

ペットの治療中の皆様へ

病気にかかったペットを治療中に方へ、ちょっと考えてほしいことがあります。

それは、様態が急変した時の入院についてです。

病院に預け、離れ離れになった時に亡くなる子たちがいます。

当店のお客様からも時々聞きます。

入院させた夜に亡くなるペット達の存在を知って下さい。

詳しくはこちら。

様態が急変したペットを病院に預け、入院させた夜に亡くなるペット達

ペットの延命治療を止めたお客様

ここからはお客様の様子をご紹介します。

猫の治療について

あるお客様からご注文を頂きました。

一緒に暮らしていた猫ちゃんが半年前に大きな病気をし、たくさんの時間をお金を使って一命を取り止めたそうです。その日から闘病生活が始まり、入退院や通院を繰り返していました。

ですが、だんだん薬漬けの毎日でだんだん弱っていく姿を見るのが辛かったそうです。

本人(猫ちゃん)も辛そうだったと言う事と、病院からも先が長くは無いと聞き、ある日から延命治療を止めたそうです。

すると猫ちゃんは以前のように優しい表情になり、数日後に旅立っていかれたそうです。

自分の選択が正しかったかどうか悩んでいると仰っていましたが、最後に自分の家で過ごし、愛されて、猫ちゃんにとって幸せな時間だった事と思います。

老犬の介護

老犬の介護をされていたと言うお客様のお話しです。

17歳を過ぎ、いつお迎えが来てもおかしくない状態で、家族皆さんが覚悟が出来ていたそうです。

特に病気をしていたわけでもなく、自然な寿命と老衰でした。

病院からは延命治療をされるか聞かれたそうですが、家族で相談し、自然に任せると決めたそうです。

ペットの医療技術も進み、様々な治療が出来るようになったかもしれませんが、ペットの本当の幸せを考えると人がどこまで手を掛けて良いのか分からないと仰っていました。

お客様の作品を紹介しています

延命治療をしないお客様の特徴

小さな病気や簡単な治療で治る場合は病院での処置が必要です。

我が家の猫も、尿路結石で薬を処方してもらい、大事に至りませんでした。

しかし、寿命を迎えたペット達は自然の流れに任せて特に治療をしないという選択もあります。

お客様がよく言われる言葉があります。それは寿命であり十分生きてくれた事、十分病気と闘ってくれた事、最後は自宅で看取ってあげたかった事などです。

ご自身が納得し、愛犬愛猫のためにそれが良いと感じた場合、それ以上の治療は必要ないのかも知れません。

いつまでも命を延ばすばかりが幸せとは限らないと気付かされる言葉でした。

精神的、金銭的負担

我が家のお話をします。

愛犬ムックは骨肉腫という骨の癌で1年間治療しました。

最初は脚が痛そうだったので病院に行ったのですが、先生曰く、

「本人(ワン)は多分相当痛いと思う」

との事。

余命3ヶ月と言われつつ、早速治療をし、最終的には手術で前足を片方切断。

復活してくれてその後1年間、一緒に暮らすことが出来ました。

その間、通院で会社を休んだり治療でお金がかかったりと、負担が掛かったのも事実です。

延命治療を始めるとどのタイミングで止めたら良いのかわからなくなります。

飼い主には負担がかかる事も事実ですので、病院の先生と相談しつつ自分の納得の出来る治療をしてあげて下さい。

治療しすぎの後悔

時には、ペットの治療をしすぎたと後悔している人もいます。

一日でも長く生きていて欲しい、それが猫ちゃんへの愛情だと思ってあらゆる治療を試したそうです。

余命宣告よりはるかに長く生きていてくれたそうですが、最後はその治療が良かったのかどうか悩みながらの治療だったそうです。

この点滴を外せば楽になれる。

それを選択するのは私。

先生と相談しつつ何度も自分に問いかけ、葛藤を繰り返し、愛猫は旅立って行ったそうです。

もっと楽な状態で旅立たせてあげたほうが良かったのではないかとか、長い間苦しい思いをさせてしまったのではないかと悩んだそうです。

出来ればあの子に会って謝りたいとおっしゃっていました。

参考記事:飼い主失格と自分を責めていた日々から立ち直ったきっかけ

私の友人が愛犬を亡くしたとき

私の友人が愛犬を亡くした時のお話をしましょう。

先日の事、友達の愛犬が天国へ旅たちました。

ペットのオリジナルグッズを作成していると、亡くなったペットの思い出の作品や、ペットをなくされた方へのメモリアルの贈り物として作成される方もたくさんいらっしゃいます。

ですので私達はこういうお話は毎日のようにお客さまからお聞きするのですが、身近な人から聞く話はまた一段と心を打たれてしまいます。

友人と愛犬との絆

私の友達は献身的な介護をしていました。

持てるだけの愛情を全て注ぎ、やれることは全てやりつくしたと話してくれました。

でも、やはりあれも出来たのではないか、もっとこうしてあげればよかったなど、色々な思いが巡っているようです。

これは、飼い主であれば皆同じでしょう。

その思いの大きさが、ペットへの愛の大きさかもしれません。

星の好きな友達です。

きっと、愛犬も綺麗なお星さまになるでしょう。

多くの方は、友達がペットを亡くしたときにどんな言葉をかけてあげればよいのか迷うかもしれません。でも、話を聞いてあげることが出来るなら是非聞いてあげて下さい。

今回私の友達は覚悟が出来ていたこともあり、またずっと様子を教えてくれていたので、淋しさはあっても悔いは無いことが分かります。

だから、僕はこう言いました。

「今度晴れたら、星を見に行くよ。」

そうすると彼女はこう答えてくれた。

「また、星を見る理由が出来たね。」

我が家のワンコもこの広い星空のどこかにいます。

みんな、一緒に遊んでるかもしれないね。

星になった友達の愛犬

その後、ある夜に星を見ていたときの事です。我が家のムックに、また友達の愛犬に会えるかと思いぼーっと星空を眺めていました。

愛犬を亡くした友達は遠方に住んでいますので私はそのわんちゃんには会ったことはありませんが、当店の愛犬ムックも天国にいるということもあり、こうして時々星を見に行っているのです。

するととても大きな流れ星が流れたのです。

東の山の端から南の端まで、空を真っ二つに切り裂くほどの流れ星。

夢でも見たのかと思っていたのですが、翌日調べてみたら同じ星を見た人がたくさんいてやはりあれは本当だったんだと驚くばかりです。

友達との会話

「あの子に会いに行ったらすごい大きな流れ星を見たよ。」

「きっとウチの子の仕業ね。」

「動画撮ってた人がいたから紹介する。」

「これはすごい。うちの子はここまで出来ひんわ(笑)」

星になったから、大きな力をもらえたのかもしれないですね。

友達の覚悟、本当の幸せとは

友達は、そのわんちゃんへ検診的な看護をしていました。

もう寿命であり、覚悟はできていたと・・・。

そして、やるべきことはやりつくしたと。

最後はもう病院への行きませんでした。

もういまさら薬を飲んで、命が1日、又は数時間伸びたからって、本当の幸せじゃない。

自然の流れに任せ、この体から解き放たれて自由の見になるときが来たんだ。

それを見送ってあげる。

そう、覚悟が出来ていたようでした。

だから、私もその人の話を聞いて、淋しいけれど、とてもやさしい気持ちが伝わってきて、自分もなんだか温かな気持ちになれました。

その人は言っていました。

もっと、あれもこれも出来たのではないか。

一緒にもっとたくさんあんな事やこんな事もしたかった。

どんなに尽くしても、すべての飼い主さんが同じことを思うのかもしれません。

ひとしきり泣いたら、残された私たちはまた歩き出す。

その繰り返しですね。

何度経験しても慣れるものではないですが、そういう時は星を見るのが良いと思います。。。☆

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