ペットの身代わりを求める人と、うちの子は唯一無二の存在と感じる人

ある日、当店へこんな電話が入りました。

ペットロスの相談に乗って欲しいのです。
私は愛犬を亡くし、最近家族がそっくりな犬を買ってきました。
でも、見た目はそっくりでも性格が違い、生まれ変わりとは思えません。
私は生まれ変わりが欲しいのです。

私は少し寂しい気持ちになりました。

新しく受け入れた子は、今後どうなるの?

この子には何の罪もない。

他の家族は愛してくれるかもしれないけれど、出来れば家族全員で愛してあげて欲しいです。

別の人からも相談を受けますが、そのほとんどが次のような内容です。

亡くなった子(犬、猫)は自分にとって唯一無二の存在でした。
あの子の代わりは誰にも務まりません。
だから、あの子の写真で何か形に残したかった…。
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運命の出会いは、すぐには現れない

私は最初のお客様にこう伝えました。

運命の出会いって言うのは、出会ってから長い年月を経て、
「あぁ、この子と私は運命の出会いだったんだ」
って気づくこともあるようです。

新しく受け入れたペットと長く過ごす事で、だんだんその子が好きになっていくでしょう。

新しい個性を受け入れ、少しずつ愛情も湧いてくるでしょう。

その中にもしかしたら似ている部分も見えて来るかもしれません。

こうやって時間を掛けて愛が生まれる事もあると思います。

お客様が新しい子を愛せる日が来るよう願っています。

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もう、こんな素敵な子には会えない

当店のお客様はよく言われます。

「亡くなったペットは私にとっては最高の子でした。」

恐らくペットを飼っている人の多くは同じように思っているでしょう。

唯一無二の存在。

犬・猫が好きな訳ではなく、あの子が好きなんだ。

私も同じです。

しかしそういう人は、、多くの場合、後日別の子を飼い始めます。

そして新しく受け入れた子に対しても、その子を新しい個性として受け入れる事が出来ます。

それはなぜか。

それは、ちゃんと「その子自身」を見ているからだと思います。

その期間は人によってさまざまですが、お客様から新しいペットとの出会いがあったと連絡が来ると私はとても嬉しくなります。

きっとこの子たちも大切に飼ってもらえるんだろうな。

そう思うと幸せな気持ちになります。

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