ペットロスの人との上手な付き合い方

私の知人のご家族で、ペットロスが原因で軽いうつ状態の方がいらっしゃるので時々相談に乗っています。

と言うのも、私は数年前にうつ病になった経験があるからです。

外に出るように誘ったほうが良いか、または病院に行った方が良いかなどを聞かれます。

その時の体調や私の経験などを踏まえてお話をさせて頂きます。

本人さんもご家族の方も皆さんが辛いのですよね。

■筆者の紹介:ニット作家 三浅俊幸
糸を編み、ペットの写真そっくりのニットクッションやニットブランケット製作。その傍らこのブログを書いたりペットロスの相談に乗ったりしています。この20年で製作件数やペットロス相談は13,000件を超えました。この記事が少しでも支えになれたら幸いです。

クッション

ペットロスとの上手な付き合い方

自分がペットロスになった場合と、家族や友人がなった場合の付き合い方について、私の経験をお話します。

ペットロスやうつ状態の時の症状は人によって様々ですので、何が正しい対応かは分かりませんし、私は医師や仲の良い友人からとても辛い言葉を受けた事もありました。

本人さんの症状やその日の体調などで対応は変わってきますので注意して上手に付き合っていきましょう。

人に会うのさえ辛い

精神的に辛い時は人に会いたくない時もあります。明るく振舞うとその後急に落ち込むこともありますので気をつけてください。私は心が沈んでいる時はよほど信頼している人で無い限り誰にも会いたくありませんでした。誰かに会うと疲れるし相手の何気ないひと言でとても傷つくのです。

お見舞いに行く時は相手が精神的にダウンしていることを理解してあげてください。ちょっとしたことでも傷つきやすくなっているでしょうし、冗談が理解できなかったり元気付けようとして無理に明るく振舞うと逆効果になる可能性もあります。

時間も極力短時間で。最初のお見舞いは10分くらい顔を見た程度で帰っても良いかも知れません。あとは相手のその日の体調を見つつ臨機応変に対応してみて下さい。元気であればペットの思い出話を聞いてあげると良いと思います。

自分が辛いときには無理に人にあったり明るく振舞ったりしなくても良いと思います。それをきっかけに元気になれそうであればそれに越したことはありませんが、逆効果になる可能性もある事を知っておいてください。

お出かけの時は

家族の皆さんは、いつでも本人さんが一人になれる環境を作ってあげたほうが良いと思います。よほど親しい友人ならその時の体調を気遣った上で会いに行っても良いかもしれません。でも急に疲れが出たりするのでその時はすぐに一人にしてあげましょう。遠出は避けた方が良いでしょう。仮に出かけるとしても電車やバスは避けて出来れば誰かが運転してあげた方が良いと思います。

お見舞いは元気になってから

お見舞いに行かれるならある程度元気になってからの方が良いでしょう。悲しい時は一人で泣く時間はとても大切です。涙は心を浄化すると聞きました。泣いても泣いても悲しいのですが、泣けない方がもっと辛いそうです。自分で悲しみを隠してしまわないようにして下さい。

泣くことができれば、あとは時間が経てば少しずつ元気になってきます。

少し元気になり、誰かに会ってみようかなと思ったら信頼できる人に連絡を取ってみて下さい。少しずつ楽しい時間や安心できる時間を持ち、また少し休む。何度かそれを繰り返して行けば立ち直りも早いと思います。

どんな話をすれば良い?

ペットの死で悲しんでいる人にはどんな話をすれば良いでしょう。

多くの場合は相手の人は少しは話せる状況にあると思います。その場合は話を聞いてあげて下さい。

私の場合は自分の心境を話すことで心の整理が出来るようになりました。だから私は聞いてくれる人には自分の体調や考えていることなどを話すことで少し楽になっていました。

ペットロスの場合、体調やタイミングにもよりますが生前のペットの事を話せる状態であれば聞いてあげると良いと思います。どこへ遊びに行ったとか、何が好きだったとか、または写真を見ながらどんな思い出があるか等を聞いてあげると良いかもしれません。

こんな言葉は禁句だとかあまり気にせずに素直な気持ちで接してあげてください。

ペットロスの人への贈り物

家族へ贈る

当店のお客様でペットロスの家族のためにご注文頂く場合があります。

ペットロスになった妹さんとか、お母さまへのプレゼントにご注文されます。

一緒に暮らしていた家族だからこそ、その一人(一匹)が亡くなった悲しみは皆さんが同じでしょう。家族の誰かがペットロスになったとき、周りの人はそれを支えようとするでしょう。自分も悲しい状況ですので支える側も無理をしないことが大切だと思います。

オリジナルグッズを贈ることで元気を取り戻すケースはとても多いようです。悲しんでいるのは自分だけではないと認識し、また自分の気持ちが分かってくれる人が家族の中にいると分かったときに立ち直れるのかもしれません。

逆に、時には悲しみが増してしまうこともあります。思い出になる物をあえて持たないことで前に進める人もいますし、数年経ってからやっと部屋に写真を飾れるようになったという人もいます。

 

お客様のご家族がペットロスになられている場合は、おそらく一番面倒を見ていた飼い主さんだったと思います。

一番たくさん世話をして一番たくさんの愛情を注いできた人。そのパートナーが亡くなった時の寂しさを支えてあげられるのはいつも側にいたご家族だけかもしれません。

友達への贈り物

女性数名のグループでメモリアルのプレゼントをご注文される方もあります。傷心パーティーではないですが、愛犬の死を受け入れられずにいる友達を元気付けてあげようというお食事会のようなものを開き、プレゼントを贈るというお客様もいらっしゃいます。

友達には友達にしか出来ない役割があります。とりとめの無い楽しい会話で時間を過ごし、美味しいものを食べて笑顔を取り戻す。そしてその場でペットのオリジナルグッズを贈り、元気を出してねという友達の言葉に勇気付けられる。そんなお客様もいらっしゃるようです。その場で当店のオリジナルグッズがお役に立てれば幸いです。

ペットとの別れを人に相談できますか?

先日、私のSNS友達が愛犬を亡くしたことを知りました。亡くなってから数ヶ月が経っているそうです。亡くなった当時は誰にも言えず一人で抱え込んでいたそうです。

私はお会いしたこともない方ですし、安易な事は言えないのですが、何ヶ月経っても悲しさや寂しさは消えないかもしれません。でもその寂しさと一緒に生きていく準備が整ったとき、前に歩き出せるのでしょうね。

それまではペットたちは傍にいてくれるのだと思います。そして自分が『大丈夫』になり、笑顔を取り戻したとき、ペットたちは天国へいけるのかもしれません。

私も今猫を飼っています。先代の愛犬ムックとの別れを経験していますから、この子もいつかその日が来る事は分かっています。

それは10年以上先なのかもしれませんし、もっと近い時期なのかも知れませんが、覚悟はしておかなければなりませんね。

今回愛犬を亡くした友達、私にとってとても大切な人です。いつも笑顔でいる人です。少しずつ、元気になってほしいと思います。

記事一覧

私の想い・私の願い

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もしよろしければ、私がこのブログを書き始めた理由や、現在の活動についてもご覧ください。

良くある相談内容

ペットロスはいつまで続くの?

私はこう思います。ペットを亡くした辛さは、一生続く。(記事をご覧ください

泣いてばかりでは亡くなったペットも悲しむの?

いいえ、そんなことは無いと思います。むしろたくさん泣いてあげて欲しいと思います。ペットのためにも、ご自身の為にも。(記事をよむ

寂しさや来るがあとから押し寄せてきます

亡くなった時に泣けなかった人や、責任を感じている人の中には、後日辛さが押し寄せてくることがあるようです。私はペット達を信じてあげる事で、辛さから抜け出すことが出来ました。(記事を読む

自分の責任で死なせてしまったと後悔しています

とても多い相談ですが、多分、あなたのせいだと思っているのは、あなただけではないでしょうか。亡くなったペットをはじめ、誰もが、「あなたがペットを愛していた」事実を知っています。この記事で少し楽になって頂けると嬉しいです。(記事を読む

ペットを死なせてしまった後悔や罪悪感から立ち直ったきっかけ

後悔している理由によって立ち直れるきっかけは様々ですが、お客様の中には確実に立ち直っている人がいらっしゃいます。皆様の体験をご覧ください。(記事を読む

その他の相談をこちらからご覧頂けます。

作者紹介

三浅俊幸

ニット作家:三浅俊幸

ペットロスの相談を受けつつ製作しています。相談件数は20年で13,000人を超えました。気持ちが完全に癒えることは一生ないかもしれませんが、ニットの温もりでペットを思い出して頂き、頑張る皆さんを応援出来れば幸いです。

京都工芸繊維大学卒業。在学中は繊維工学・編み・織り・素材など繊維全般を学ぶ。

【ファンデルワンのご紹介】
糸を編んで作る
うちの子のニットアイテム

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