ペットを亡くした人への贈り物にご利用頂いています。
言葉を超えた贈り物☆
メールやSNSを通じて友達のペットが亡くなったことを知る人もいるでしょう。
こんな時、私達はどんな言葉を掛けたら良いでしょうか。
我が家の猫(マロ)と私。この写真の翌日、マロは亡くなりました。
亡くなった時、妻が言った意外な言葉が私の心に響きました。
その様子は、ペットロスの私を救った妻の言動をご覧ください。
私がペットロスから立ち直るまでには家族や友人の支えがありました。
その経験から、どのように支えてあげたらいいか考えてみましたので参考になれば幸いです。
目次
- 言葉を掛けてあげる意味
- ペットを亡くした人に掛けてあげる言葉
社交的な場で使う言葉
親しい友人がペットを亡くした時は
言葉より、話を聞いてあげる方が大事
状況に応じた対応 - 注意が必要な言葉
- 言葉が見つからない時は
- 我が家のペットが亡くなった時
言われて嬉しかった言葉
言われて辛かった言葉 - 私の友達がペットを亡くした時に伝えた言葉
言葉を掛けてあげる意味
ペットを亡くした人に言葉を掛けてあげる事は、相手にとって大きな意味があります。
辛い気持ちを誰にも言えず、悲しみを一人で抱え込んでしまうと、ペットロスの辛さは更に大きくなるでしょう。
そんな時に優しい言葉を掛けてあげると、その言葉は悲しみを共有し、辛い気持ちを和らげ、おそらく生涯忘れる事のないほどの感謝につながると思います。
大切なことは、一人じゃないと知ってもらう事です。
皆さんの言葉が相手の人を支えてあげて、救ってあげられることを願っています。
私がペットロスを克服できたきっかけは一緒に泣いてくれる家族がいたからです。
友達がペットを亡くした時にかけてあげる言葉
もし友達からペットが亡くなったという連絡をもらったら、それはあなたを頼ってきているのだと思います。あなたに救いを求めているはずです。
会うことが出来れば側にいてあげたいですし、電話やメールで話を聞いてあげるだけでも安心してくれるかもしれません。
でも、その時にどんな言葉を掛けてあげたら良いでしょう。
社交的な場で使う言葉
相手が目上の人や職場などの社交の場の関係であれば、
「お悔やみ申し上げます」
「心情お察し致します」
など、一般的な言葉が良いと思います。
特に相手とペットの話をあまりしたことが無い時は深入りした言葉ではない方が良いかもしれません。
下手に深入りして「あなたに何が分かるの?」と言われるようなことがあれば相手を傷つけてしまいます。
もしあなた自身が犬や猫が好きだったら、素直な気持ちで接してあげれば良いでしょう。
「どんなわんちゃんだったんですか?」
「猫ちゃんのお名前は?」
等と聞いてあげると喜んでくれると思います。
私たちも、お客様から愛犬を亡くしたことを聞いた時は、あまり深入りした内容は聞かないようにしています。そしてお客様の方からお話して下さる時にお話を聞き、少しずつ詳しい話を聞くようにしています。時には長文のメールや長電話で泣きながらお礼を言われることもありますので、少しでも皆さんの救いになっていれたら幸いです。
ペットを亡くした人が職場で言われて嬉しかった言葉
参考記事:このような話を聞き、私がどんな気持ちで商品を作っているかをご紹介
親しい友達がペットを亡くしたときに掛ける言葉
相手が親友だったり普段からペットの話をしていた間柄なら、その人に応じた言葉を掛けて上げましょう。
「ずっと看病していたものね。それを見ていたから私も別れが辛い。」
「○○ちゃん亡くなったの?一緒に遊んだこと今でも覚えてるよ。」
「辛いね。今は無理せず、ゆっくり過ごしてね。」
これらの言葉は相手との関係でも変わってきます、お勧めの例文があるものではありません。
自分の素直な気持ちを伝えてあげましょう。
友だちに言われて嬉しかった言葉
話を聞いてあげる
話を聞いてあげることも大事です。今の心境やお別れの時のこと、またはペットが元気だった頃の話などを聞いてあげると良いでしょう。初めて家に迎え入れた時の事や好きだったおもちゃの事など、楽しい思い出の話も聞いてあげましょう。
「どんな様子だった?」と素直な気持ちで声をかけてあげると喜んでもらえると思います。
話しているうちに心が落ち着く事もありますし、誰かに話す事で自分の悩みを整理できるようになります。
私達もお客様からお電話やメールで、ペットの思い出のお話を伺う事もあります。
話しているうちに泣いてしまうお客様も多いですが、お電話を切る頃には少し元気になってくださいます。
特にこちらから何も言わなくても、相槌を打ちながら聞いてあげるだけで良いでしょう。その理由は『ペットロスの寂しさを誰かに聞いて欲しい/ペットロスの乗り越え方』をご覧下さい。
話を聞いてもらって嬉しかった人
状況に応じた対応
ペットが最後にどのような状況で亡くなったのか、それによってかけてげる言葉も変ります。
病気で亡くなった時は
お客様が最期を看取れなかったといって泣きながら電話して下さいました。今まで長い間看病をしていたそうです。最期のお別れのときに側にいられなかったのは、ペット達の気遣いだと私は思っています。辛い姿を見せたくなかったし、ペット自身もご主人様の泣く姿を見たくなかったから1人の時に静かに旅立ったのだと思います。
最期を看取ることができず悔やんでいる人がいたら、
「優しい子だったんだと思う。自分が苦しむところを見せたくなかったのと、ママが泣くのを見るのが辛かったのかもしれないよ。」
というような内容の言葉を掛けてあげると、悔やまれる心が少しは救われるかもしれません。
事故や突然の別れの時は
突然病気が見つかってあっという間に命を落としたり、交通事故などで急な別れが来るときもあります。そんな時は心の準備も出来ていませんし、別れを受け入れるのがとても辛いです。
このような場合は飼い主さんが自分を責めることもあります。
もっと早く気付いてあげていれば・・・、私の管理が出来ていなかったから・・・と感じる飼い主さまが多いです。
自分を責めている人を救ってあげるのが大事になります。
「自分の病気を悟られないように隠していた優しい子だったんだよ。」
「事故に合った子も、自分のせいであなたを泣かせていると感じるから、そんなに自分を責めないで」
また、言葉が見つからない時はそれを正直に伝えるのも良いかもしれません。
「突然の事で言葉が見つからないけれど、大丈夫?無理しないで、何かあったら私達を頼ってね。」
という、素直な気持ちを伝えてあげても良いでしょう。
ペットが戻ってくることは無いという現実を受け入れるのには時間がかかります。
せめてそれまでの間、支えになってあげたいですね。
ペットロスにならないための言葉掛け
家族や友達からの言葉掛けは、ペットロスにならないための大切なケアになります。
ペットを失った悲しみは仕方のない事かもしれません。しかし周りの人から冷たい言葉をかけられたり誰にも相談出来なかったりして悩んでいる人もいます。
自分にとって大切な人がそんな事で悩んでいたら助けてあげて下さい。
そばにいてあげたり、話を聞いてあげるだけでも救われることは多いと思います。
しかし、もしペットロスになったらどうしたら良いでしょうか。
家族がペットロスになった時に元気付けてあげる方法をご覧下さい。
注意が必要な言葉
私が言われて辛かった言葉
「ペットとの死が辛いのは誰でも一緒だから、早く元気を出して」
これは私が実際に言われた言葉です。
その人は私を励ます為に言ったでしょうが、私はこんなに深く落ち込んでいるのは自分だけなんだと思って1人取り残された感じがしました。
この受け止め方は人によって違うと思いますが、相手の人の気持ちを察して言葉を選ぶように気をつけましょう。
気を付けたい言葉、言ってはいけない言葉
「泣かないで」
自分が辛い時、どんなに我慢しても涙が出て来る時、そんな時に「泣くな」と言われたらもっと辛くなると思いませんか?
泣くことさえ許されないの?
ペットロスの人と接する時は、とにかく話を聞き、泣かせてあげて下さい。
その人がいま泣きたいくらい辛い状態だという事を理解し、受け止めてあげてください。
「早く元気を出して」
先ほども紹介したように、私は「早く元気を出して」と言われて辛かった経験があります。
今は元気になれそうもないし、元気になりたい訳でもない。
ただ、辛く寂しいのです。
辛い時に元気を出そうとすると、もっと辛くなります。
元気を出すのではなく、少しゆっくり過ごしてもらえるような言葉をかけた方が良いでしょう。
元気を出すときと、無理をしない時の切り替えが大事です。
「かわいそう」
ペットを亡くした人に対して、「かわいそう」という言葉を使う人がいます。
しかしこの言葉は悲しんでいる当事者に対して使う言葉ではないですよね?
「あの子、最近ペットを亡くして辛いそうだね。なんかかわいそうだね。」
と、友達同士で使うのは良いと思います。しかしペットを亡くした本人さんに対しては言わないようにしましょう。実際に使われる人がいますので注意してください。
言葉が見つからない時は
ペットを亡くした人へ、言葉が見つからないときは贈り物で気持ちを伝えることもできます。
当店ではペットの写真でクッションやひざ掛けを作っていますので、ペットを亡くした人への贈り物にも使われています。
お客様からはお届け後にこのように言われます。
「友人がペットロスになり深く悲しんでいて、何と言って励まして良いか分からなかった。このような贈り物は言葉を越えて届くような気がする。」
「家族で飼っていた猫が亡くなり、特に母が傷ついていてペットロスに・・・。何を言っても母の心に響かなかったのにクッションを見たとたんに泣き、次の日から元気になりました。」
このような言葉が毎日のように届いています。
これらは思い出を形にした、ぬくもりのある贈り物になっているようです。
もしも良い言葉が見つからない時は、メモリアルグッズなどを贈ってみてはいかがでしょうか。
参考記事:ペットロスの人への贈り物
関連記事:メモリアルグッズで元気になったお客様
我が家のペットが亡くなった時に言われた言葉
私達が愛犬や愛猫を亡くした時のことをお話ししましょう。その時に受けた嬉しかった言葉や辛かった言葉を紹介します。
嬉しかった言葉
嬉しかった言葉は、「大往生だね」という言葉でした。
私達はニューファンドランド犬という当時は珍しい犬を飼っていたのですが、隣町で同じ犬種を飼う知り合いがいて、一緒に遊んだりお話をさせて頂いたりして交流していました。その他飼い方や病気の事などをアドバイス頂いていて、信頼関係にありました。その方から「大往生だね」と言って頂き、寿命だった事や、ちゃんと命を全うできたことを知って安心できました。
別の人は、私達が看病をしていたことを知っていたので、
「あなたのムック(愛犬)を思う気持ちが伝わってくる。」
と言ってくれました。その人も犬を飼っていて同じく愛犬を亡くした経験もあり、気持ちが分かると言われたとき、心が少し救われた気がしました。
また、猫が亡くなった時、妻が言った意外な言葉が私の心に響きました。
その様子は、ペットロスの私を救った妻の言動をご覧ください。
辛かった言葉
辛かった言葉を掛けられたこともあります。
一番辛かったのは「でも犬でしょ。」という言葉。
「犬が死んで悲しい気持ちは分かる。でも犬でしょ。」と言われ、怒りの気持ちは抑えましたがとても辛かった。
その他、「泣いても仕方ない。」と言われたことも・・・。
その人は元気付ける意味で言ったのかもしれませんし、私たちも分かってはいるのですが、でも泣ける時間を与えて欲しかった。
私の友達がペットを亡くした時のお話
友人の猫ちゃんが亡くなった時に私がかけてあげた言葉
私の友達が猫を亡くしたときの話をしましょう。
その人は大の猫好きでした。私も猫を飼っているものですから、一緒にいる時も良く猫たちの話をしていました。
長年看病をしていましたが、ある日お星さまになったという連絡を受け取りました。
もう覚悟は出来ていたようですし、お悔やみの言葉は周りの人からたくさん頂いているでしょうから、私はお悔やみの言葉を伝えることはせず、
「そっか、連絡ありがとう。お星さまになったんだね。今夜、晴れたら星を見に行くよ。」
と伝えました。
その人は、
「うん。きっと一番明るい星になってるからすぐに見つけられるよ。」
と言って僕達は分かれました。
相手との関係が親しい時は、自分達だけにしか分からない会話が成立することもあります。
皆さんの力で相手の人が少しでも楽になれると良いですね。
イベント展示で出会った人
イベントの参加を頼まれて当店でもオリジナルクッションの展示をさせていただく事があります。
そのイベントの数日前に会場で飼われていたワンちゃんが亡くなったそうです。
かわいがっておられた施設の方は淋しそうに話して下さいました。
「亡くなったんだよ」と。
私はかけてあげられる言葉も無く、ただただお話を聞くばかりでした。
私もその犬を知っていたものですから、いつから施設で飼われていたのか、どの辺りを散歩していたのか等わんちゃんのことをいくつか聞きました。
お話してくださる施設の方は愛犬の話しが出来るのが少し嬉しそうで、色々話して下さいました。
私はお悔やみの言葉は言わず、楽しかった思い出話しを聞きました。
ペットを亡くした人へ、こちらから掛けてあげられる言葉は無いのかもしれません。
でも、亡くなった子のお話を聞くだけで飼い主さんは救われるかもしれません。
その子の話を私が聞く事で私の心の中に亡くなったワンちゃんは生き続けられるようになるのかもしれません。
命は天国へ帰って行くのかもしれませんが、私たちが思い出すことによって心の中に生き続けられると信じています。
もしも誰かが話したそうにしていたならお話を聞いてあげてみてください。
誰かに聞いてもらえるだけでも淋しさは少し軽くなる時もあります。
おそらく天国のペットたちも喜んでいるでしょう。
声に出すことで自分の状況を俯瞰で見つめ、悩みを客観視出来るようになるそうです。また、落ち込んでいるのは自分だけじゃないと思うかもしれません。
その後少し元気になったら外出に誘ってみても良いかもしれませんし、思い出のグッズをプレゼントしてあげても良いかもしれません。またはそっとしてあげるのが一番良い場合もあります。それはお互いの関係や相手への思いやりでケースバイケースになりますが、皆さんの優しさがきっと相手を元気付ける手助けになると思います。
施設で飼われていたのは大きなワンちゃんでした。
そして後日、そのワンちゃんの写真でひざ掛けをご注文いただきました。
私たちにとっても心に残っている作品に仕上がりました。
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