ペットロスはいつまで続くの? / 立ち直るための気持ちの整理

Nさまより
私はペットロスの辛さは愛した証だと思っています。だから消えなくて良い。でも辛くて辛くて、すがる思いで注文しました。この温かさがあの子のぬくもりだと思って、これからずっと包まれていたいです。

ショール

写真で作るオーダーショール(ニット製)

お別れの覚悟は出来ていました。でもいざとなるとこんなに辛いものかと…。そんな時に偶然ファンデルワンさんのブログを見つけ、この人に作ってもらいたいと思い注文しました。クッションはもちろん素敵でしたが、温かい言葉をかけて下さってとても嬉しかったです。

ペット写真クッション

ペットロスはいつまで続くのでしょうか?

お客様から毎日寄せられるペットロスの相談。

私はお話を聞く事しか出来ませんが、皆様の支えになれるよう頑張っています。

普通の人は何日くらいでペットロスから立ち直れるの?

同じように悩んでいる人もいるかもしれません。

私は、ペットロスの寂しさはいつまでも永遠に続くと思います。

10年以上前に亡くした愛犬がいない事は、今でも寂しい事です。

でも、泣いたり、辛くなったりすることは無くなります。

むしろ、楽しかった事ばかり思い出すようになります。

今苦しんでいる状況とは、違った気持ちで過ごせるようになります。

では、ペットを亡くしたばかりの辛さはいつ消えるのでしょうか?

その日数は、人によって異なります。

そう言う人たちを、たくさん見てきました。

私達は糸を編み、その糸でペットをデザインし、メモリアルグッズを作っています。

中には2年も3年も辛い日々を過ごしている人がいます

そうして偶然に当店を見つけ、このように言われます。

○○年前に亡くなった子が、帰って来てくれた。
そして、こう続きます。
やっと泣けた気がしました。
これからはずっと一緒にいられます。

ペットロスの辛さから立ち直った時、ペットとの絆や愛情は更に深まり、寂しくても幸せと思える日々を送れるようになると思います。

ペットロスから立ち直った人は、笑顔でありがとうと言えるようになるでしょう。

寂しくても、ペット達との絆を感じられるようになるでしょう。

皆様にもそういう気持ちになって欲しいと思います。

この記事を書こうと思ったきっかけ

私はペットの写真でメモリアルグッズを作り、毎日のようにペットロスの方からお話を聞いています。お客様は商品が届いた後に、とても心のこもったお礼のメールやお電話をくださいます。中にはお手紙を書いてくれる人もいます。皆さんがこれからはクッションを抱いて頑張るとか、ひざ掛けのぬくもりに包まれたいと言われます。辛さは続くけれど、立ち直れそうだと言われます。立ち直りには何かきっかけがあると良いのだと思います。そのきっかけを見つけるアイデアを皆さんにも見つけて欲しいと思います。

お礼のお手紙

お客様からのお手紙

ペットロスから立ち直れるまでの期間

ペットロスから立ち直る期間は、人によって異なります。

一晩泣いて次の日から元気になる人もいれば、何日も、時には何年も泣き続けている人もいます。

元気そうに見えても実は苦しんでいる人もいます。

ただ、皆さんに共通して言えることは、寂しいという気持ちは皆同じだという事です。

ペットロスから立ち直る期間が人によって違うのには様々な理由があるようです。

その理由をいくつかご紹介しますので、自分が何かに当てはまっていないか、振り返ってみて下さい。

またこれらの理由が複雑に重なり合っている場合もあるようです。

ペットロスを長引かせる理由

過去にペットロスの経験がある人とない人

過去にペットを亡くした経験がある人は、比較的立ち直りも早いようです。

過去の経験から覚悟が出来ていたという人もいますし、心の準備をしやすいのかもしれません。

亡くなった後のお別れの仕方なども分かっているため、ちゃんとお別れが出来るのかもしれません。

何度お別れしても辛さは同じで、気持ちが軽くなるわけではありませんが、お別れ後の気持ちの整理が出来るようになるのかもしれませんね。

ペットへの依存度

ペットへの依存が強い人はペットを亡くした辛さからなかなか立ち直れないようです。

この子は私の全て。

この子がいなくなってしまったら自分には何も残らない。

そう感じている人も多いでしょう。

そんな人がペットを失った時はとても大きな喪失感を持たれるようです。

特に独り暮らしの人やお年寄りは依存度が強い人が多いようです。

その理由は話し相手が少ない事や、一緒に悲しみを分かち合う人がいないこと等が原因のようです。

当店のお客様の中には、ご注文の時にお電話で泣き崩れる方もいらっしゃいます。

そのお気持ちがよく分かります。今まで誰にも聞いてもらえなかったのかもしれません。

私たちは話を聞いたりオーダークッションを作る事しかできません。

でもお届け後には泣きながらお礼を言われる事もあります。

これが私たちの使命だと思って作品作りに励んでいます。

一緒に読んでほしい記事:作品作りに込める気持ち

別の趣味を持っている人と持っていない人

我が家で愛犬が亡くなった時、私の兄は今まで行けれなかった旅行に行くようになりました。

おそらく何か趣味を持たなければいけないと思ったのでしょう。

同様に、お客様でもペット以外に何か楽しみを持っている人は比較的立ち直りが早いようです。

逆に、ペットが居なくなったことで趣味に割く時間が増えたと言って、前向きにとらえている人もいらっしゃいます。

旅行や家のリフォームなどを楽しんでいる方が多く、あの子が新しい趣味を教えてくれたと言って楽しんでいらっしゃいます。

また、愛犬の死をきっかけに家を新築した人は、亡くなった愛犬が新築への決断を後押ししてくれたとおっしゃっていました。

ペットロス以外に悩みがある人

ペットロス以外で悩みを抱えている人は要注意かもしれません。

私はストレスと溜めやすいのですが、犬を飼っていたころは愛犬がストレスを癒してくれていました。しかし愛犬が死んでからはストレスを溜めやすくなりうつ病に・・・。

ご自身の生活の中で、ペットロス以外の悩みが無いか、生活を振り返ってみて下さい。

参考記事:ペットロスが酷くて立ち直れない時はペットロス以外に原因がある場合も・・・

他人に自分の気持ちを分って貰えない場合

他人にペットロスの相談をしたとき、気持ちを理解されなかったり冷たい言葉をかけられたりするとその辛さがさらに増してしまうでしょう。

自分の気持ちを分ってくれる人はいないと感じるかもしれません。

自分の世界に引きこもってしまうとペットロスを長引かせることもあるかもしれませんので、気持ちを分って貰える人に相談することをお勧めします。

参考記事:ペットロスの辛さを誰かに相談すると楽になることもあります。

お客様からもこのように言われることがあります。

「今まで誰にも話せなかった。話を聞いてもらえてやっと楽になれた」と。

泣けた人と、まだ泣けていない人の違い

一晩泣いて次の日には元気になる人もいれば、強がっていたり気持ちの整理が出来なかったりしてなかなか泣けないという人もいます。

お客様の中にはクッションのお届け後に初めて泣けたというかたもいらっしゃって、その涙をきっかけにその日から元気になったというお話もよく聞きます。

まだ泣けていない人は、ちゃんとお別れが出来ていないのかもしれません。

ペットとの別れが辛い時は泣ける場所を作って、ちゃんと泣く」をご覧ください。

他のペットを飼っている人

ペットロスを癒すには次のペットを飼うのが良いという人もいるでしょう。

その考えに抵抗がある人もいるでしょう。

しかし、ペットを複数飼っている人はペットロスになりにくいし、立ち直りが早いのも事実です。

ワンちゃんを2匹飼っていたお客様は、1頭が亡くなった時に残った子の世話をしていて、

「辛さが軽くなるわけではないけれど、目の前の子に癒されるのは事実です」

とおっしゃっていました。

参考記事:次のペットを飼うまでの期間

お別れの仕方が辛かった人

闘病の末に亡くなった子であれば、ある程度お別れの覚悟が出来るかもしれません。

しかし急なお別れが来た場合、おそらくショックも大きいでしょう。

昨日まで元気だった子がいなくなる事にご自身が対応できないかもしれません。

そんなお客様はペットロスを引きずっている場合が多いようです。

自分の性格/前向きな人と、過去を引きずる人

先ほどもお話ししましたが、私はストレスを溜めやすい性格です。

そのため、ペットロスはちょっと長引きました。

数年掛かって元気になったように感じています。

その一方で、すぐに次のペットを受け入れて元気に暮らしている人もいます。

どちらが良いかではなく、自分の性格がペットロスを長引かせていないか振り返ってみて下さい。

すぐに前向きな性格に直すのはできませんが、私と似た性格に人は無理に元気を出そうとしない方が良いでしょう。かえって疲れてしまい、長引かせてしまうかもしれません。

良い時と悪い時を繰り返す

ペットロスを乗り越えたと思っていても、またぶり返すことがあります。

私の経験も載せていますが、数か月過ぎた頃でもまだまだ辛さを思い出すことがありますし、泣いてしまう日もあります。

私の経験はこちら。

ペットの死後、数日後に押し寄せる寂しさ

では、どうして元気になった人がまた寂しくなったりするのでしょうか。

それは、私たちの心は様々な感情が絡み合っているからだと思います。

良い時と辛い時を繰り返すのは正常な心だと思います。

ペットロスの辛さはなぜ繰り返すの?』もご覧ください。

ペットロスが長引いている人/20年前のお別れが今でも辛い

当店のお客様は、ペットを亡くしたばかりの人だけではありません。

数年前、時には20年前に亡くした子を今でも思い続けているという人からもご注文頂いています。

もう一度あの子を抱きしめたい、クッションになって帰ってきてほしいというお客様です。

又は、ご自身が子供の頃に飼っていたペットのオーダーグッズをお父さんやお母さんへプレゼントしたいというご注文です。

もちろんお写真は古く、日焼けした大切なお写真を送って下さったり、所謂ガラケーと言われる古い携帯電話の写真で粗い画像のお写真で注文される方もいらっしゃいます。

お別れ直後の辛さは克服されていると思いますが、何年も思い続けて時々涙を流されるようです。

そんな皆様の心に寄り添うことが出来れば幸いです。

ペットロスから早く立ち直りたい場合は

ペットロスの辛さを克服し、早く元の生活に戻りたいと思ってもなかなか簡単にはいきません。

ペットの死を経験したのですから、辛さはそう簡単には消えないでしょう。

そこで辛さを克服するのではなく、辛いままでも元気に暮らす方法を考えてみませんか?

泣いても良いし、思い出に浸る時間もちゃんと持つ。

でも、仕事や家事や勉強など、しなきゃいけないことはちゃんとする。

天国のペット達が応援してくれていると思えば頑張れると思います。

あるお客様がお話しして下さいました。

「辛さの大きさは、愛していた証」

「寂しさこそがあの子との絆」

ちょうど我が家の猫(マロ)が亡くなった時に教えてもらった言葉です。

また、メモリアルグッズをきっかけに気持ちが前向きになることもあります。

ペットメモリアルグッズがもたらす気持ちの変化もご覧ください。

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ペット達はみんな、飼い主さんに感謝しているし今でも愛してくれているでしょう。

そんな相思相愛の関係だったから私たちは辛くなりますが、亡くなった子は痛みや悲しみの無い幸せな世界へ向かっていきます。

そして私たちを見守ってくれています。

あの子たちが幸せに暮らしていると思えば、少しは安心できるかもしれませんね。

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